私の子育て 長男編①(不登校)
先日の記事で、20代、30代のひきこもりのお子様をお持ちの方に、もっと子供の気持ちに寄り添って欲しいとお願いしましたが、実は私も、子供の気持ちに寄り添えなかった過去があります。
長男が小学6年生の時に、(元)主人の転勤で、県外へ引っ越すことになりました。
それまでは、楽しく学校に通えていた子ですが、転校をきっかけに学校へ行けなくなってしまったのです。
数日は行ったのですが、教室の椅子に座っていると、何故だか涙が出てきて、それを人に見られるのが恥ずかしいから、学校へ行きたくないのだと言いました。
特にクラスメイトに何か言われたとか、いじめられたとかではないようなのですが、学校へ行けないという日が続きました。
そんな時、私は、「慣れたら大丈夫だから、頑張って学校いきなさい!」とか「学校は行かないといけないところなんだって!」等と、怒鳴ってばかりいたように思います。
その数ヶ月後、また転勤の話がありました。
転校したばかりだったので、付いていくべきか迷いましたが、学校へ通えていないので、もしかしたら、環境を変えれば良い方向へ向かうかもしれないと思い、付いていくことにしました。
しかし、結果は同じでした。
新しい学校でも教室には入れず、相談室のような所で勉強するようになりました。
そこでは、もう一人教室に入れない子がいて、二人でそこで勉強させてもらっていました。
いじめられているわけでもないのに、どうしても教室には入れないのだろう?と、もどかしい気持ちでした。
私が過保護に育ててしまったのか?と自分を責めたりもして、辛い日が続きました。
しかし、そのまた数ヶ月後、私と(元)主人が
色々あり離婚することとなり、私は息子二人を連れて、実家に戻ることとなりました。
地元の小学校に転校したものの、卒業までの1ヶ月は、またまた相談室通いだったのですが、中学校に入ってから、クラスメイトが一緒に入ろうと誘ってくれた卓球部に入部したことで、学校へ通えることになりました。
卓球部の友達は、みんないい子で、長男ともとても波長があったようで、今でも付き合いが続いています。
卓球部のみんなには、本当に感謝、感謝です。
不登校の理由って様々だと思いますが、時には、息子のように、特にこれといって理由がないけれど、新しい環境の中に入る事や既に出来ている輪の中に入る事が苦手で、それをなかなか克服できないというのもあるのだと、長男から学びました。
あの時、もっと息子の気持ちに寄り添ってやればよかったと、今は後悔しています。
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