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軽トラは、一度手にすると手離しにくい

先々週、軽トラを使う用事があった。
父の形見みたいなもの。

1995年製なので、今年で丸25年乗っている。
距離は、そんなに走っていない。
父が亡くなってからは、それこそ年間1000km走るかどうか。
灯油を買いに行ったり、大きな荷物を運んだりするのに使うが、ほとんど近所で事足りる。しかし、無かったら無かったで困ることが多いだろうと感じる。

これほど、多用途で使うことのできる道具はないと言っても、決して過言ではないことは確実。

そんな我が家の軽トラも、最近調子が悪かった。
エンジンが冷えている時、エンジンの掛かりが悪いこと、エンジンが暖まってもアイドリングが落ち着かないこと、ただし吹かせばエンジンは回ってくれる。そんな状態になっていた。
「プラグがもうダメなのかな?」とか、「燃料ホースが詰まってしまった?」とか。しかし、エンジンを吹かせば回ることは回っていたので、どうも違うように感じる。
なので、いつもこの車を面倒見てくれている自動車修理業をしている親戚のところへ預けていた。
それが、今日仕上がった。
複合的なものだったようだ。

まず、オートチョークがうまく働いていなかったらしい。それから、キャブレタの調子が悪かったらしい。これらの調整と、プラグを新品に交換で状態がよくなった。
オートチョークについては、ネジが錆び付いていて取り外して調整するのは諦めたが、手の届くところで調整したのでまず大丈夫とのこと。キャブレタについては清掃したことで燃料の流れが良くなった。

さてさて、乗ってみたらトルクがすごく出る。エンジンの吹け上がりが凄くいい。エンジンの回転が上までスムーズにしっかりと回るようになった。エアコンもしっかり効く。快適そのもの。

まだまだ乗ることができるとのこと。
「新品を買うのは勿体ない、ちょっとはお金がかかるかもしれないけれど、それでもコストパフォーマンスからしたら、ちょっとくらいの不具合ならばその度ごとに調整して、このまま乗り続ける方がいい。」
そんなことを言われた。

維持費はとてつもなく安い。軽自動車税は古くなった分、高くはなった。しかし、それでも1万円もしない。維持できる間は維持する予定。

一台有ると無いとでは、生活に関わるできる範囲が全く違う。
軽トラは、そんなありがたい道具。

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