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今までたくさんの子どもたちに出会ってきた。

今日はこどもの日。

私には弟が2人いる。
物心ついたときには、弟が側にいた。
一番下の弟が生まれた時、4歳だった。
小さい弟がとてもかわいくて、ずっと可愛がっていたのを覚えている。
小さい子の面倒を見るのがとても好きだった私は、大人になったら幼稚園の先生になりたいと思っていた。

その後もずっと何かしら子どもに関わる仕事ができたらいいなあと考えていた。

学生時代には、自閉症やダウン症の子どもたちと一緒にキャンプに行くキャンプリーダーをやっていた。
子どもたちを助けているかと思いきや、彼らの生きる姿から生きていく力からたくさんのことを教えてもらったのは私の方だった。彼らの生きづらさの背景にある社会背景なども学んだ。

学生時代の卒業論文やゼミも小児を専門にして、卒業したら小児科で働こうかなと思っていた時期もあった。

結局、最初に看護師として就職したのは重度心身障害児(者)の子どもや大人たちが入院、入所しているところであった。
脳性まひなどの障害を負った方々がたくさんいるところで働いた。

その後も小学校で働き、障害や病気を抱えた子どもたちやそのご家族と関わらせていただく機会もあった。
私自身も子どもを生み、母になった。
子どもとのかかわりは切っても切り離せない大事な世界である。

たくさんの子どもやそのご家族と出会ってきた。
今までたくさんの子どもやその家族とかかわることでたくさんのことを学ばせていただいた。

今は巡り巡って、高齢期の方の支援に携わっている。
だけど、人生はどこかで切り離されるものではないし、人の一生は続いている。
今、高齢期の人生を生きている方にも子ども時代があったし、その思い出や習慣は生きていると感じる。孫がいる方、子どもが近くに住んでいる方などもたくさんいる。子どもが完全に切り離された生活をしている人はそんなにいないのではないかと思う。


そして思う。
幼い頃、大人の世界のものだと思っていたことが今は日常であったり、できなかったことが普通のことになっていたりすることがある。
ついこないだまでは子どもだったはずなのに、今は大人の日々を過ごしている。
自分も母になり、自分の母が祖母という立場になるのを見て、時はどんどん変化していっているのを感じる。

きっと子どもが純粋に子ども時代を楽しめるのは、思っている以上に短いのかもしれないと思う。

色んな状況の子どもがいるだろう。
私は今までいろんな子どもたちにいろんなことを教えてもらった。
色んな子どもに思いを馳せながら、皆が笑顔で過ごせる一日であればいいなと思う。
今日はこどもの日。

素敵な日をお過ごしください。

読んでくださりありがとうございました。

そら



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