ベジタリアンの定義と植物肉が必要とされている背景を知る【植物肉クッキングその後】

植物肉クッキングから興味を持ち、ベジタリアンについて調べてみました。

ベジタリアンの定義

下の表は各団体のお肉・乳製品関連のベジタリアンの定義をまとめたものです。

ベジタリアン定義一覧

東京都の多言語メニュー制作支援サイトでは、ベジタリアンは大きく4つに分けられています。こちらによると、国際ベジタリアン連合では「ラクト・オボ・ベジタリアン」を基本的なベジタリアンと認めているそうです。(宗教食も興味深い。)
日本ベジタリアン協会
は東京都とほぼ同じ。
日本エシカルヴィーガン協会では、広義・狭義・部分的・特殊とさらに細かく分けられており、上記4分類ではヴィーガンの定義が少し異なるようでした。

ちなみに、動物の命の尊重から実践することをエシカル・ヴィーガン、専ら食事面のみで実践するのをダイエタリー・ヴィーガンと呼ぶそうです。

団体によって認定飲食店があるようですが、今回は、食べてみたいと思ったお店でどのように提供されているのか調べました。

飲食店の定義

AIN SOPH. さん(都内他)
おいしいものに詳しい女性から教えていただいたお店。和のお弁当、ハンバーガー、パスタ、カレー、コーヒー、デザート、ワインとメニューは豊富。店舗によりお料理が異なるので食べたいものを選ぶことができます。
チーズバーガーチーズケーキのチーズは大豆が原料。どんな味がするのでしょうか。

なぎ食堂さん(渋谷)
日本食のお店。和食はかつおなどのだしが基本となるため、味付けが難しそう。唐揚げが美味しいという口コミがありました。お店のHPが見つからなかったのでインタビュー記事を。

ソラノイロさん(半蔵門)
ラーメン屋さん。ラーメンスープは通常、動物の肉・骨や魚介と野菜を煮込んで作ります。ビーガン醤油ラーメンは、昆布等乾物とトマト・ブロッコリー等の野菜でとったスープ。ビーガン担々麺はそちらに醤油だれと練りゴマを加えて作るそうです。
お肉たっぷりのマッスルラーメンという、対極とも言えそうなメニューの存在が面白いと感じました。ラーメンもダイバーシティ。

選択の自由

調べていく中で、ベジタリアンは信念を持っている方が多いと感じました。ブイヨンや出汁は動物性食品から作られていることが多く、調味料は見た目でわからず、どんな料理に何がはいっているのか把握しなければなりません。特にヴィーガンは、細かい気配りが必要です。継続するのは簡単ではなさそう。

動物の命の尊重、環境保護、健康意識、信仰、思想。オリンピックを控え、日本を訪れる方が増えている今、それぞれの信念に合わせて食を選択できることはとても素晴らしいことではないでしょうか。植物肉が必要とされている背景もわかってきました。

私自身は安全でおいしいということ以外あまりこだわりはなく、バランスのよい食生活を心がけていますが、ベジタリアンむけ料理を一度体験してみたいと思いました。

何かのお役に立てましたら幸いです。いただいたサポートはねこのおやつに使わせていただきます。