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ただそうしたいから、言葉をつづる。

こんにちは。ソライロです。頻繁に書いていたnoteをほぼ更新しなくて1年、復活させたい、という思いを込めて。

にわかに「結婚式をしよう」と決めたのは去年の2月の終わりだった。去年の4月は桜を見るゆとりもなく、ずっと焦りながら結婚式の準備をしていた。それから1年あまり、結婚式の本番はあっという間にやってきたし、だいぶスローなペースながらも、その後に引越しをして、彼氏から夫に変わったパートナーと同居して半年になる。

幸せなことばかりの1年ながら、気持ちの方は勝手に焦ったり気負ったり落ち込んだり、気付けばいつも肩に力が入っている自分がいる。そして折に触れ、思う。

ただ書きたい。仕事じゃない、何の役にも立たない、自分のための言葉を。

立場とか、年齢とか、「文末にマルを付けると最近の若者には怖く見えるらしいぞ」とかいう時代の流れへの恐れとか、そういうこと何も気にせず、書きたいように、書きたい時に、書きたいことを。

学校を卒業したばかりで、いろいろな場所で働いていた頃、どこに行く時も、無印良品の小さなノートを携えていた。ノートがあれば、言葉を書くことさえできれば生きていられる、そう思っていた。もしも私からノートとペンをあげたら、きっと私は死んでしまうだろうと本当に思っていた。

何かを失って悲嘆に暮れても、言葉さえ出せばどうにか生きていられた。言葉にすることで、私の感情は時に葬られ、昇華していく。言葉にすると、もやもやするあれこれを許せて、また生きていけるという気持ちになる。歳を重ねるにつれて、ナイフのような感受性は鈍くなったけれども、私にとって言葉が無くてはならないことは、本質的には変わっていない。
それが私が、こうやって匿名のnoteをやっている理由なんだと思う。

この1年間、誰に求められていなくても、書きたいことが山ほどあった。結婚式のこと、夫との新しい暮らしのあれやこれや、ミレーナ2年後も安定していること、とか。
書こう書こうと思いながら、日々が流れていく。
そんななかで、ポツリとハートマークを押してくださる方がいると、なんだか励まされている気持ちに勝手になる(感謝しています、ありがとうございます)。

昼間のビジネスシーンで、目的を考えて動くということはイヤというほどやっている(できてない時もあるけどね)。だから、プライベートの匿名noteぐらいは、ただ書きたいから、それ自体が目的というだけでも良いのだろう。

明確なアクセス目標とか、その先のキャリアへの転換とか、ということを何も掲げずに、ただ書きたいから書こう。これからもそれで良いと思う。

私は自分の心に生じた温度や湿度やいろんなことを言葉にしたい。それから、思ったことや気付いたことも、ただ書いておきたい。そしてそれが結果的に、画面越しのどこかの誰かの心に触れたりとか、あるいは、知りたかった情報の何かしらだったりとか、そういうことにつながったら、それはとても嬉しい。

そういうわけで、これからはまたちょこちょこ、何の役に立つかわからない謎文を書いていこうと思うのです。
これからも、どうぞよろしくお願いします。


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