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2日目:夜の雨宿りと人のこころ

2023年7月20日木曜日
2023年が終わるまであと164日
天気:快晴、夜に大雨、梅雨明けの風が気持ちいい
今日の生き方について:解放されそうな青年
食事について:揚げ物日和
今日の健康状態:少し疲れた

2日目:夜の雨宿りと人のこころ

最近忙しい。過去のぐうたらのツケは払わねばならぬから、それはしょうがない。むしろ、忙しい1日は求めてやまなくもある。生きてるって感じがするし、やりきってこれを書いている今、自分を褒めてやりたいと思えるから。

さて、夜の10字半ごろの話である。徒歩で帰宅していると、ぽつりぽつりと雫が降ってきた。夏の夜。嫌な予感は現実となった。傘を持たない私は、大雨になすすべもなく、またずぶ濡れになるおおらかさもなく、雨宿りをした。すると、目の前を鞄を傘に走っていく人と、はたまた本物の傘をさして自転車を走らせる人が通り過ぎて行った。自転車の人とは目が合った気がする。数秒後、自転車の人が戻ってきて「この傘をどうぞ」と差し出してきた。家が近くなので、ときれいな笑顔で。

夏の夜、ぽかぽかする気持ちで雨の中を歩いた。いざこういった心遣いを受けると、感謝と共に照れ臭さが出てきた。とても嬉しくて、でもどうやってこの優しい傘を返そうかと途方に暮れる。そして、私だけがこの優しさを受けたことに申し訳なさを感じた。

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