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通信する宇宙ー憑依現象や霊界とはー その2

人間は錯視を見ている

上図は、錯視の図です。実際に三角は描かれていないのに、円や線のパターンで、真ん中にあるはずのない三角形が見えたりします。この円や線の状況で、この真ん中の三角形は脳が見ています。

脳は、すべての情報を処理してしまうととても情報処理が追いつかないので、過去の記憶の断片から全体像(ゲシュタルト)を見いだす機能があります。

つまり「状況や条件」によって、実際にはないものを認識してしまうのです。

その「状況や条件」というものは一人一人異なります。例えば、同じ映画を見ても感想が違ったり、好みが違うのは、その人間が持つ経験と記憶が異なるからです。経験と記憶は、「状況や条件」によってつくられました。つまり、「状況や条件」とは、その人間の持つ波動方程式/関数ということになります。

その波動方程式と共鳴するものを意識的にしろ、無意識的にしろ波動共鳴で通信し合います。通信士あった門が現実現象としてホログラフィックに投影されます。

つまり、現実の投影される出来事を変えたければ、意図的に自身の波動方程式を変える必要があります。

霊界や幽霊といった存在

私たちはこれまで物質的な素粒子手出来た肉体的な存在に目を向けすぎてきました。肉体的な視覚が上記のようなカニッツァの三角形のような錯視を生み出す脳を生成しています。

しかし人間は進化の過程でより情報的な分野まで知覚できるようになりました。
進化の知覚を今後もより抽象度の高い空間にまで広げるとどうなるでしょうか?

物質的な素粒子が優位な視覚―(一般的な視覚)―は物質的な視点ばかりを見てしまいますが、情報的なプラーナ(生命素粒子)が優位な視覚―(霊能力者や超能力者のような視覚)―が訓練・開発されれば、今まで知覚できなかったものが知覚出来るようになると思われます。

それがパラマンサ・ヨガナンダの「あるヨギの自叙伝」に描かれていた空中浮遊をしたり読心術をしたり、一般的には見えないものを見たりなどのような様々な超能力を有するヨギ達や、死してもプラーナの肉体でよみがえったヨガナンダの師であるスリユクテスワの存在であると考えられます。

また、ユクテスワが話すように、プラーナで構成される様々な生命体や星系までもが存在するということになります。

伝統的なヨガなどのスピリチュアルな修行は、より抽象度の高い世界を目指す体系だった知識と技術の学習として捉えることが出来ます。

つまり、受け継がれた経典は教科書のようなもので、準じて学習を続けていけば今まで理解できなかったことが理解できたり、出来なかったことが出来るようになるのが学習というものです。

その学習過程で、ヒーリングやチャネリング、一般的に超能力と呼ばれるような現象が出来るようになってくるのでしょう。
それは生命現象の解明と応用の過程であり、より抽象度の高い階段を上っていく道なので自己中心的な傾向は減り、より他者やすべての生命にとって調和的な思考と行動が出来るようになるということです。

その過程は生命現象を扱うことなのでヨガや気功師が若返りやヒーリングにたけていることはこのことからも考えられます。

実際に人間の意識の研究者達は、21世紀の前後に人類が「生存」を目的とした競争原理の思考に支配されていたにもかかわらず「在ること」という存在そのものに価値を見いだす思考や意識状態を有する存在が一定数存在することを発見しています。

その意識と思考が今後もより増加することに比して、私たちの住む惑星地球もより調和的で、住みやすい環境になっていきます。

それは本当の意味でのスピリチュアルの学習過程における、必然的な道すがらの現象です。

人間は宇宙と神のミニチュア版―宇宙の創造と選択

医学博士、生理学博士のトニー・ネイダーは人間の生理がヴェーダと一致することを発見し、インド、トルコ、レバノン、モザンビーク、トリニダード・ドバコの各大統領に歓迎されました。

その研究においては、人間の生理は宇宙と相似的であるということが描かれています。そして、心臓や脳といった臓器は古代の神話の神々の機能と構造に一致するという、一見するとオカルトの類いのような主張を行っています。

私たち人類の前頭前野、大脳辺縁系、右脳、左脳、手足が四本で目が二つ、口が一つ・・・などといった、
脳と心の大枠での構造は、基本的に過去から現在まで、そして老若男女、国籍、人種に至るまで変わり在りません。
つまりキリストと仏陀、ヒトラーと私やあなたという神経生理学的な「脳と心」の構造は皆一緒であると言うことです。

異なるのは、その一人一人が有する波動方程式であると言うことです。

その波動方程式の抽象度が限りなく低くなることもあれば、限りなく高くもなれるということです。

別の言い方をすれば悪魔にでも神にでもなれる素地が万人に平等に在ると言うことです。

抽象度を高めて、一人一人の多くの人々とつながり、より調和し、戦争と差別のない世界を創ることも出来れば、
抽象度を下げる、つまり無知によりヒトラー以上の破滅と破壊をもたらすことも出来ると言うことです。

世界はホログラフィックで、そのホログラフィックを経験している認識主体は一つです。であるならば、このホログラフィックに存在している他人は、すべて自分の投影ということになります。

他人と自分が相互作用して様々な関係性―家族、社会、国家・・・―を築いています。自分の抽象度を上げると、関係性も変わっていきます。

その選択に応じたパラレル宇宙が創造される、もしくは無限にある宇宙から選択される、ということが起きます。
宇宙の選択も創造も、経験する結果としては同じです。

しかしながら破滅と破壊の歴史は何度もこの惑星で繰り返してきました。

抽象度の高い世界がより平和で、調和で愛があるから、という理由での選択は力が弱いのかもしれません。

私たちが本当の意味でまだまだ経験のしたことのない能力を発現させ、十分にいききるには抽象度の高い波動方程式を持ち、それに関連する存在達と通信し、そのような出来事を増やしていくことです。


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