コメンタリーから魅る『オールド・ボーイ』
あらすじ:平凡な人生を送っていたオ・デス(チェ・ミンシク)はある日突然拉致され、気がつくと監禁部屋にいた。理由も分からぬまま15年監禁され続け、突如解放されたデスの元に現れた謎の男(ユ・ジテ)は、5日間で監禁の理由を解き明かせと命じるが・・・。
コメンタリー:パク・チャヌク監督
冒頭シーンはオ・デスの拳。このシーンで衝撃的な内容の映画だと観客に予感させる意図がありました。このような劇的な瞬間にいきなり場面が転換します。時間の経過に沿った展開ではなく、ドラマチックな場面の途中から映画が始まるという風にしたかったのです。この回想シーンから始めても自然でよかったのでしょうが唐突に始まる感じにしたかったのです
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