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横浜そごう美術館で「水木しげる展」と「中原淳一展」

こんにちは。もう2月に入りましたが、寒い日には体の冷え対策として黒い色の食べ物(黒米、黒豆、黒ごま、ごぼう、海藻類等)が良いらしいですよ。
なので毎朝温かい”黒豆茶”を飲んで、体を冷やさないよう気をつけています。

今回は横浜で開催された2つの展覧会に行ってきたこと等を書きたいと思います。


横浜そごう美術館 「水木しげるの妖怪百鬼夜行展」

1月末、”横浜そごう美術館”で開催中の水木しげる生誕100周年記念「水木しげるの妖怪 百鬼夜行展~お化けたちはこうして生まれた~」に行ってきました。

そごう美術館入り口

以前、本屋さんのレジ横で見つけた優待割引券を提示して少しお得に入館。平日で並ばすにチケットも買えて、館内も割と空いていました。

200円お得♡
水木しげるの妖怪 百鬼夜行展~お化けたちはこうして生まれた~」のチラシ

私のなかで、水木しげる先生といえば『ゲゲゲの鬼太郎』です。昔、テレビでよく見てたので”目玉おやじ”の声真似もしてたし、テーマソングもすぐ歌えるくらい身近なアニメでした(^^)
懐かしいなぁと思いながら入ると、「第1章水木しげるの妖怪人生」の幼い頃に実家のお手伝いさんである”のんのんばあ”に大きな影響をうけたことから始まり、「第4章水木しげるの百鬼夜行」まで。たくさんの妖怪達の画も展示されていました。

同展は、水木しげる展として初めて妖怪画制作の具体的手法に注目。水木の妖怪画が100点以上公開されるほか、その創作手法が「絵師たちからの継承」「様々な資料から創作」「文字情報から創作」の3パターンに分けて考察される。また、鳥山石燕の『画図百鬼夜行』や柳田國男の『妖怪談義』など、水木の収集した妖怪関連資料から、それらを手がけた絵師、研究者などの妖怪文化人の系譜を辿る展示もある。

『水木しげるの妖怪 百鬼夜行展』が2024年1月開催、妖怪画制作の手法に注目

砂かけ婆”や”一反木綿”、”子泣き爺”等はアニメの『ゲゲゲの鬼太郎』でよく登場していたのでお馴染みの妖怪でしたが、知らない妖怪がほとんどで、展示を見ていると面白い妖怪もいました。
その中でも”あかなめ”は人がいない時にお風呂の垢をなめる妖怪。お風呂をピカピカにしてくれるなら歓迎ですよね。
枕返し”は夜中に枕元にやってきて、寝ている人の枕をひっくり返すといううお茶目な妖怪です。

あかなめ” (チラシにて)

できれば出てきて欲しくない妖怪もいます。
がしゃどくろ”は夜中にガチガチという音を立てて歩き、生者を見つけると襲いかかり握りつぶして食べると言われる。戦死者や野垂れ死にした者など、埋葬されなかった死者たちの骸骨や怨念が集まって巨大な骸骨の姿になったと説明されています。これはトラウマになりそう。

がしゃどくろ”(チラシにて)

出てきて欲しくない妖怪パート2は、”海坊主”。突然海に現れる妖怪で、船に海水を入れたり、岩場に誘い込んだりして船を沈めようとする恐ろしい妖怪です。

海坊主”(チラシにて)  

さらに、会場には「妖怪カメラ・ARコーナー」が設置されていて、専用のアプリ「妖怪カメラAR」を使って出現した妖怪の写真撮影ができるスペースもありました。

会場でアプリをダウンロードして、カメラを起動するまでに時間がかかりましたがなんとか成功。アプリを使ってスマホのカメラをパネルの絵に合わせてみると、動く妖怪達が出てきました!
(これから見にいくという方もいると思うので写真は控えておきます)

妖怪カメラARコーナー

ARコーナーを抜けると大きな”塗り壁”が待っていました。特徴は夜道で人間の歩行を阻むが、足元を棒で払うと通してくれる妖怪です。

塗り壁” つぶらな目

そして”塗り壁”に見送られて出口へ…鳥取県の「水木しげる記念館」や「水木しげるロード」はテレビで見たことがあります。

鬼太郎列車が一番気になる

ラストは何枚かパネルが設置されていて出口のグッズ売り場に移動です。
水木しげる先生とたくさんの妖怪達、存分に楽しめました。

横浜そごう美術館 「111年目の中原淳一展」

そごう美術館」は近くて足を運びやすいのでよく来させてもらってます。前回の展覧会は、『111年目の中原淳一展』を開催していて、こちらも良かったです。
1913年に香川県で生まれた中原淳一氏は、戦後の女性達に夢と希望を与え、賢く美しい女性になってほしいとの理想を掲げて女性誌の基礎を作った人物です。
画家・ファッションデザイナー・スタイリスト等々全ての分野において現代につながる先駆的な存在となった中原淳一氏の全てが詰まったものでした。

111年目の中原淳一展」のチラシ

写真撮影OKの作品の一部ですが、貴重な布を大切に工夫しておしゃれを楽しもうという気持ちが伝わります。

つぎはぎのたのしさ” 配色が綺麗
曲線の”つぎはぎ”は高度な技が必要そうです

美しい心とものを大事にする中原淳一氏に感銘を受けて、最後に売店で”万年カレンダー”を購入しました。
綺麗な絵と言葉を日替わりで楽しませてもらってます。

中原淳一 万年カレンダー
毎日その日の日付で絵柄が変わります
9日のページ
20日のページ


「茅乃舎だし」と「Kアリーナ横浜」

美術館のあとは、忘れないようにお財布にしまっていたハガキを持って横浜ベイクォーターにあるお出汁のお店「茅乃舎」に向かいます。
ハガキはその「茅乃舎」からお誕生月に送られてくる特典ハガキです。

お誕生月に「茅乃舎だし」がいただける特典ハガキ

1月は私の誕生月でお店からハガキが毎年送られてくるのですが、いつも逃してしまい今年は月末ギリギリに特典ゲット。
「お誕生日おめでとうございます。」の文字と花束のイラスト、市販のと違う特別なパッケージが嬉しい!

左:いつもの茅乃舎だし
右:誕生月特典の茅乃舎だし

茅乃舎だし」ですが、私はお味噌汁や煮物に、冬はおでんにもよく合います。焼きあご・鰹節・うるめいわし・昆布などの粉末がひとつひとつパックに入っているので使いやすいし、何より美味しいので単純なお料理でもが少し上手くなった気にさせてくれます。

どれも美味しそうですが、いつも定番のだしのみ購入
店舗入り口

帰りは横浜ベイクォーターから横浜駅に向かう途中の歩道橋”かもめ橋”を渡ります。こちらの歩道橋には[動く歩道]があり、橋の下にはゆったりとした”帷子川”が流れ、景色が良いです。

ガラス越しで心霊写真のように自分が写り込んでいますが、”かもめ橋”からの景色

そして中央に見えるのが2023年9月に開業した「Kアリーナ横浜」です。
音楽特化型アリーナで収容人数が約20,000人、こけらおとしライブには横浜出身アーティスト”ゆず”が3日間の初日公演を開催しました。

Kアリーナ横浜

今月は私の推しのバンド”BUMP OF CHICKEN”がやってくるので、今からドキドキしています。残念ながらここでのチケットは取れなかったのですが、ライブ当日にはグッズと雰囲気を求めて朝からKアリーナに行こうと思っています(^-^)
横浜一帯にBUMPファンが溢れる2日間、楽しみです!

最後に、見出しの画像は水木しげる先生が描かれた”アマビエ”の写真にしました。コロナの時期に話題にもなった疫病を鎮めるとされる半人半魚の妖怪です。
改めて見ると、不思議で可愛い妖怪さんですね。

見出し画像の”アマビエ

横浜そごう美術館で「水木しげる展」と「中原淳一展」、読んでいただき有難うございました。

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