やっぱり恋愛がめちゃくちゃヘタクソ

前回「めちゃくちゃ恋愛が下手」という話を書いた。




読み返してみると、自分の幼稚さがなかなかに際立つなぁと苦笑いした。恋愛経験の乏しさも文章から滲み出ている。「お目汚し失礼致します」ってこういう時に使うのだと思う。

さて、結局あの時私に好意を寄せてくれた人に対しては丁重にお断りをした。言葉を選べば選ぶほど「私、あなたには微塵も興味ないです」という結論に落ち着いてしまうため、語尾にずっと「すみません…」と付けていた。ここでコンテンツとして消費しようとしているところも含めて、すみませんのパレードだった。

昔から誰かに好かれるのが苦手だ。もともと追いかける方が好きな性格というのもあるけれど、自分に好意を寄せられていると分かると「なぜ?」と疑問でいっぱいになる。
しかし不思議なことに、私はどちらかと言えば自己肯定力が強めなタイプである。「相手に好かれると引いてしまう」と言っている人の中には「自己評価が低い人」が多いように感じるが、この例に当てはまったことがないのだ。
加えて、誰かに好かれるのが苦手という感情は恋愛に限定されている。家族も友達も会社の同僚にもできれば好かれていたいし、褒められれば単純にハッピーになれる脳味噌を持っている。褒められた時も「いやいや、私なんてそんな…」よりかは、素直に「あざっす!!」と言ってしまうことの方が多い。何度も言うがハッピーな脳味噌である。

それなのに、だ。どうしてか恋愛の匂いを感じ取ると褒められても「いや、私はそんなできた人間ではないので…」と引いてしまう。基本的に人見知りで、一年ぐらい掛けて仲良くなれるか、本心をさらけ出しても大丈夫かを見極めるタイプなので、見極め中に告白とかされてしまうと余計控えめムーブをしてしまう。
だったら見極め中に完全に猫を被るのではなく、ちょっとずつ本当の自分をさらけ出せればいいのだが、それが死ぬほど難しい。あと今回の件で、付き合いも長く自分を知ってくれている人に告白されても無理だったというのが判明した。お先真っ暗である。

もしも私の文章をずっと読んでくれている神様みたいな人がいれば分かると思うが、私は電車でaikoの曲を聴きながら失恋女ごっこをしたり、誰もいない部屋で一人喋りながら人気配信者ごっこをするような女である。改めて文字に起こすと痛々しくて笑えてきた。そして何より、noteの隅っこで解決する気もない物事に対してずっとうだうだ言っているような人間だ。私が一緒にいて生きやすいと思うのは、このnoteを読んでも「わはは」と笑ってくれるような人だ。
けれど、私のことを今まで好きだと言ってくれた人達は多分このnoteを読んでも笑ってはくれない。馬鹿にするでもない。真剣に感想をくれたり、私のnoteと向き合ってくれるような人達ばかりだった。めちゃくちゃいい人達だ。だからこそ違うのだ。私はそんなにできた人間じゃないので、真剣に受け止めないでほしい。自虐とかではなく、本心からそう思っている。

例えばマッチングアプリのプロフィールに「一緒に笑いあえるような人を探しています」と書いたとしよう。この「一緒に笑いあう」という価値観、めちゃくちゃ難しいなぁと感じている。私はしょうもない物真似なんかを披露しあって、そのネタを数時間擦ったりできるような相手が合うのだが(友達や家族もそのタイプだ)、多分一緒に笑いあうって「可愛い動物の映像なんかを見て穏やかな気持ちになる」とか、そういった意味合いも含まれていると思う。この価値観の擦り合わせって、一体みんなどのタイミングでやっているのだろう。最初から猫を被らずに相手と話をしているのだろうか。だとしたら、めちゃくちゃすごい。


やっぱりもう少しコミュニケーション能力を磨いたり、思考回路を大人にする必要があるのかもしれない。将来のことも考えて、真剣に物事に向き合ってみようかな。


ただ、それを踏まえても、やっぱり結婚はしたくないなぁと思ってしまった。終わり。

よろしければ、サポートよろしくお願いします。