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飛行機には魔物が潜んでいる

「機体が上昇するにしたがって、強烈な眠気に襲われる。毎度同様の体験をするのだから、おそらく気圧の変化によって血圧がなんらかの影響を受けるのであろう。」

浅田次郎氏のエッセイに書かれていた言葉だ。



全く同感だ。
飛行機に乗ると、なんであんなにすぐ寝てしまうんだろう。

確かに、浅田次郎氏のおっしゃるように、飛行機に乗っているときは、少し体がふわふわしているような感じを受ける。新幹線の中では集中力を研ぎ澄ますことができるのだが、なぜか飛行機では集中して仕事をしようという気にならない。ボクだけなのだろうか。

なので、機内では本を読んで過ごすことが多い。
電子書籍を取り出して読むことが多いが、備え付けの機内誌もなかなかに面白い。

…だが、気が付くと眠ってしまっている。


飛行機の中は静かだ。
時々赤ちゃんが泣いたりすることはあるかもしれないが、基本的に機内は独特な静けさを有している空間だ。そこに風切り音であろうホワイトノイズが加わる。しかも体全体で感じるホワイトノイズだ。

そして、いい感じに調整された照明も眠気を誘う要因のひとつだろう。
特に、夜間のフライトは離陸時に一旦照明を落とすのだが、そうなると、安定飛行に入る前に眠りに落ちてしまい、客室乗務員の皆さんがドリンクのサービスに動き始める気配でハッと目を覚ますことになる。


福岡空港から羽田空港まで、概ね2時間のフライトだ。
その間に2~3回は眠りに落ちただろうか。
そしていつも最後に目を覚ますのは、着陸時のガタガタッという揺れだ。

さあて、リムジンバスに乗って家に帰るとするか。


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