大谷翔平の感謝力を見習って組織のエンゲージメントを向上させよう
2024年1月27日の大谷翔平のスピーチ
2024年1月27日、全米野球記者協会ニューヨーク支部主催の晩餐会で、大谷翔平が水原通訳を介さずに自身で英語でスピーチを行ったとの記事がアップされていた。
大谷翔平の感謝力
以下は大谷翔平のスピーチの全文和訳だが…
彼は、2分程度のスピーチの中で「ありがとう」を7回、「感謝します」を6回、合計で13回も感謝の言葉を述べている。平均すると9秒に1回のペースだ。
--BBWAA(全米野球記者協会)、このような素晴らしいイベントを開催していただき、いつも歓迎していただき感謝しています。ありがとうございます。私に投票してくれた記者の皆様、ありがとうございます。この賞(MVP)はとても栄誉ある賞だと思うのでとても意味のあることです。だからア・リーグMVPに投票して頂いた皆様に深く感謝します。また、受賞者のみなさまもおめでとうございます。そしてエンゼルスのオーナー、フロント、全てのスタッフの皆様、これまでの6年間ありがとうございました。いつもみなさまにサポートして頂き、プレーする機会を与えてくださったことを感謝しています。チームメート、コーチのみなさん、これまで毎日、私を助けて励ましてくれてありがとうございました。私のことを信じてくれたドジャースの皆さん、私のキャリアの次の段階を楽しみにしています。世界中のファンの皆様、私だけはなくMLBを応援してくださる皆様、ありがとうございます。日本の皆さんが毎日限りない情熱的な応援をしてくださることがプレーの原動力になっています。感謝してお礼申し上げます。私をサポートしてくださる代理人のネズ・バレロさん、奥様のリサさんも来ています。(代理人事務所の)CAAにも感謝します。もちろん、水原一平さんもいつもありがとうございます。最後になりましたが、家族と友人にも感謝しています。ありがとうございました。--
感謝力…
というワードを作りたくなるくらい、この人はすごいと思った。
感謝するとはどういうことか
さて、感謝するとはどういうことなのだろう。
シンプルに言って「自分が受けている恩恵に対して謝意を述べること」だ。
つまり、感謝するためには、まず「自分が受けている恩恵」がどのようなものがあるかを考えなければならない。
自分が受けている恩恵…
おそらくここでネガティブな思考の人とポジティブな思考の人で違いが出るのではないだろうか。
ネガティブ思考の人は「自分には何もいいことが起きていない」「恩恵など受けた覚えはない」と考えてしまうだろう。恩恵を受けた覚えがないとなると、当然謝意を表すことはできない。それに対し、ポジティブ思考の人は自分が受けている恩恵をいくらでも挙げることができるので、次々と感謝の言葉が湧いて出る。
大谷翔平はそのポジティブ思考の代表格だと言える。
大谷翔平が受けている恩恵を考えてみる
大谷翔平になり切って、彼がどういう恩恵を受けていると考えているかを考えてみよう。
・持って生まれた体躯
・育ってきた環境
・現在置かれている環境
・多くの人が応援してくれること
・同僚や上司が自分をリスペクトしてくれていること
・同僚や上司が自分に貢献してくれていること
・家族や仲間と楽しみを分かち合えること
・他人に手を差し伸べてあげられること
これ、よく考えてみると、事の大小のお話しで、誰でも同じような考え方ができそうではないか。
感謝すると人の脳内で何が起きるのか
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