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私がどうやって広東語通訳者になれたのかを紐解いてみる(3)- Lake View Cemetery へ -

Lake View Cemetery へ

とにかく Lake View Cemetery に早く行きたい私は Brian の家なんかどうでもよかったのだけれど、連れて行かれてしまった。「Basement が僕の部屋なんだよ」と言う。へ?Basement って地下室のことよね?地下室って物置きじゃないの?免許取った途端に車買ってもらえるいいとこのボンボン(実は彼の父親は区議会だかの議員さん)なのに、なんで陽の当たらない物置きが自分の部屋なわけ?

Basement は地下の暗い物置きでしかないはずという先入観しかなかった私は到着してまたもやカルチャーショック。なんだ?このクソ広い快適な部屋は?しかし、Lake View Cemetery に早く行きたくてヤキモキしていた私は、その第一印象しか覚えていないのだった。あしからず。

そしてやっと Lake View Cemetery へ到着するも、閉園時間が結構早くて残り時間30分と知り焦った。だーかーらー Brian の家に行ってる場合じゃなかったのにー!と一人腹立ちながら必死で探す。園内のどこにあるのか全く見当もつかないのに、このだだっ広い墓地の中を30分で探せと?うぉおおお絶対時間切れで見つからないに違いないよぉ・・・。しかし大人数で来て良かった。私の友人二人はあっちとこっちに散って探してくれた。例のライバル女子は Brian 目当てだから私に引っ付いてくる Brian に引っ付いてくるので、全く役に立たない。

龍哥は私を見放さなかった。いや、多謝龍哥保佑だ。
友人が「あったよー!!!」と叫ぶ。走る。駆け寄る。
黄昏に差し掛かる時間、まだ自然光で写真が撮れる時間に見つかった。
多謝龍哥保佑。

ちなみに2010年に再度個人旅行で訪れた際には龍哥のお墓があることは地元民の誰もが知っていた。ダウンタウンの観光案内センターでバスでの行き方を教えてもらって、バスに乗った。どこで降りれば良いのかわからないから、バスに乗った瞬間にドライバーに「Please let me know the nearest bus stop to Lake View Cemetery.」ってお願いしたら「Lake View Cemetery? Bruce Lee?」って速攻言われた。しかもゲートの外にある墓地の管理事務所には龍哥のお墓の位置を示したマップまで置いてあった。いかに多くの人が龍哥のお墓目指してこの墓地に来るのかってことね。もし、これを読んでから行く方がいたら、是非マップもらってくださいね。

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ちょっと龍哥の話に脱線しちゃったけれど、とにかくこの旅は私にとても多くのカルチャーショックを与え、そこからとても多くの有意義なインスピレーションを得た。研修プログラムの諸々と思わぬご褒美を次回に書く。(続)

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