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9/4(土) 東京都2部リーグ戦 第12節vs東京都立大学マッチレポート #12

グズついた天気と低い気温。秋がもうすぐそこまでやってきている9月の1週目。我々は東京都立大学との1戦に臨んだ。

前節は桜美林大学との1戦。序盤から主導権を手中に収め、前半だけで4発を叩き込んだ。後半にも2点を追加し、6-0のゴールラッシュで3連勝を飾った。

対する東京都立大学はここまで2勝1分5敗の8位につける。このゲームに勝利し、浮上のきっかけを掴みたいところだ。

前回のマッチアップでは早い時間に先制するも、すぐさま追いつかれ、相手の粘り強い守備と縦に早い攻撃に手を焼きなかなか主導権を握れなかった。それでも終盤にセットプレーから池田がねじ込み、なんとか勝ち点3を奪った。4連勝がかかった一戦。今節も勝ち点3を持ち帰りたいところである。

上智のラインナップは以下の通り。

羽藤 宏太朗(C)(4年/#1/GK/國學院久我山高校)
髙野 陽 (3年/#56/MF/県立川和高校)
池田 総一郎 (4年/#10/FW/県立川和高校)
菅 雄太郎(2年/#55/MF/八千代高校)
神田 辰丸 (3年/#14/MF/國學院久我山高校)
三谷 宗 (4年/#7/MF/日本大学鶴ヶ丘高校)
野田 祐成 (2年/#48/DF,MF/國學院久我山高校)
鈴木 陽太(2年/#37/MF/市立橘高校)
伊藤 大心 (3年/#78/MF,DF/國學院久我山高校)
大山 諒(3年/#88/MF/武南高校)
古山 悠人(2年/#80/DF/新潟高校)

サブは以下の通り
小熊 崚介(2年/#28/GK/暁星高校)
古宮 由視 (4年/#4/MF/東京武蔵野シティFC U-18)
水原 理玖 (3年/#32/MF/専大松戸高校)
羽鳥 颯 (3年/#17/MF/昌平高校)
中尾 竜吾(2年/#72/MF/國學院高校)
林 陵(1年/#20/DF/桐蔭学園高校)
宮原 正弥(4年/#8/MF/國學院久我山高校)


上智ボールでのキックオフ。前節同様開始早々から攻勢を強める。

5分、左サイド深い位置でのFK。これは跳ね返されるも、こぼれ球を拾い、再度池田が左からクロス。これをファーにいた鈴木が折り返し、ゴール前フリーの三谷へ。これを三谷がワントラップから落ち着いて流し込み、ネットを揺らす。三谷の2試合連続ゴールで幸先良いスタートを切る。

開始早々の先制点。決めたのは絶好調の三谷

その後も13分にもCKのこぼれ球から菅がシュートチャンスを迎えるも、沈められず。

徐々に都立大も反撃開始。サイドから攻撃のチャンスを伺う。

32分、上智が右サイド深い位置でFKを獲得する。これはニアで弾かれるもCKを獲得。三谷が入れたボールは相手DFにあたりゴールに吸い込まれた。前半のうちに2点のリードを奪う。

前線から圧力をかけ続け主導権を握る上智。39分には池田がGKにプレスをかけ、相手GKのクリアを跳ね返し、ボールはゴール方向へ向かうがこれは惜しくも枠の外。

前半は上智ペースのまま終了。

前半で2点リードを奪う

雨足が強まる中、後半開始。上智は三谷に代えて古宮を投入。

後半はなかなかチャンスを作れないものの、大きなピンチもなく膠着状態のまま時計の針が進んでいく。

25分には久々のチャンス。池田が右サイドでボールを受けミドルシュートを放つもこれはGK正面。

上智は足の止まりかけていた鈴木に代え、水原を投入。逃げ切りを図る。

30分過ぎからはDFラインを中心に攻勢を強める相手に落ち着いて対応しながら、カウンターのチャンスを窺うという構図。

41分、最後尾の羽藤から落ち着いてボールを回し、池田が1vs1のビッグチャンスを迎えるも、GKの飛び出しに遭い、沈められず。

その後も落ち着いて相手の攻撃に対応し、タイムアップ。4連勝を飾った。

2-0で4連勝を飾った

安定した戦いぶりであった。決定的なチャンスは1度たりとも作られておらず、安心して観ていられるゲームであった。試合を重ね、勝利を重ねるごとに試合巧者ぶりが増しているといった印象を受ける。首位の貫禄といったものが徐々に出てきているのではないか。

その一方でスコアとしては2-0。危ないスコアとよく言われるスコアだ。点差という意味で、試合を殺すことが出来なかった。ゴールチャンスはあったし、そういう所が詰めの甘さとして出てくる可能性は十二分にある。ここは反省すべきところであろう。

4連勝を飾ったこの試合。連勝だけでなく、3戦連続でクリーンシートを達成。怪我やアクシデントでDFラインの構成というのは変わっているが、常に安定したプレーと高いインテンシティを維持。中盤顔負けの展開力を持ちながら守備も高水準でこなす、現代型CB野田とプレーは常に冷静沈着ながらも、守備の司令塔として、チームを鼓舞し続ける高野の不動の2CBコンビに、常にファイトし、魂のこもったプレーでチームを後押しする「発電機」伊藤。そして、新潟の地で育て上げた高いフットボールIQと基礎技術でFW以外全てのポジションを高いクオリティでこなす、ポリバレント性の鬼、古山。さらに、前節で初のスタメンに抜擢、何をやらせても必ず80点以上のプレーを見せる安定感の中尾が直近3試合でスタメンに名を連ね、どの噛み合わせでも、相手の壁となり続けた。そしてここに戦列を離れていた、右サイドを疾走し続ける「機関車」三井が帰ってくる。これだけの選手がいると、南出学生監督もスタメン選びに一苦労、嬉しい悲鳴をあげるだろう。誰が出てもしっかりと守れることは掴みかけている昇格をがっちりと握り、持って帰るために大きな強みとなるはずだ。

不動のCBコンビ高野&野田

以下出場選手のインタビューです。

古山 悠人(2年/#80/DF/新潟高校)

・今日の試合を振り返って
雨でコンディションが悪かったが、アップから集中して良い状態で試合に入れた。 1試合を通して高野 陽くんと野田 祐成を中心に相手の攻撃を跳ね返し、0で抑えれたことは自信に繋がった。個人としては、1vs1の対応やクロスボールのこだわりの部分で課題が残った。

・今後に向けて
リーグ戦も残り6節で昇格争いが激しくなってきて、リーグ戦がないこれからの3週間をどう過ごすかがとても重要になってくると思う。もう1度気を引き締めて、昇格するために必要な準備を行っていきたい。

チーム随一のユーティリティープレーヤー古山

伊藤 大心(3年/#78/MF,DF/國學院久我山高校)

・今節の試合を振り返って
前回の試合同様、前半の早い時間帯に先制点を取れたことが何よりも大きかったと思います。ロングボールを多用してくる相手に対して、自分たちの良さを出せない時間が長かったですが、1部昇格に向けてまた1歩近づいた勝利となりました。

・今後に向けて
1部昇格にかなり近づいてきてはいますが、そんなに甘いものではないということは昨シーズン痛感しました。次節の武蔵大は昨年から3戦未勝利です。試合まで期間は少し空きますが、チーム全体で最高の準備をしていきます。応援の程よろしくお願いします!

魂のダイナモ伊藤

次節は少し間が空いて、10月3日(日)武蔵大学との一戦。1度目のマッチアップではなんとかスコアレスに持ち込んだ、といったゲームであった。3位につける武蔵との上位対決。勝てば昇格へ向け大きな大きな1歩となる重要なゲームだ。次節も無観客での開催となるので、Player!、Twitterでの熱い応援よろしくお願いします!

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