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【サッカー】日本代表VSコートジボワール 久保について

今回は10月13日に行われたサッカー国際マッチ「日本代表対コートジボワール戦」の久保について少し書こうと思う。

1 今回の召集メンバーについて(大前提)

大前提として今回の召集メンバーだが、オール海外組となっている。
理由は2つ。①出入国制限が低いオランダ開催②国内組が帰国後2週間の隔離が必要の為だ。

解説やメディアで「史上初のオール海外組」といったワードが多く、誤った認識をしている人がいるかもしれないので。
(今回の代表なら、今の川崎フロンターレの強いかもしれない)

2 久保のプレーについて

結論から言うと、
物足りなさはあるが、攻撃のポテンシャルに関しては世界トップレベル。
ってなとこ。

久保に対してのボール供給の質、求められた戦術、SBとの関係など消化不良の要因は多くある。(60分に南野と交代したが、おそらく久保の出場時間には制限があっただろう)

少ないが”らしい”プレーは、クロスをあげた2回(32分、40分)。2回ともビックチャンスに繋がっている。
膝下に置くボールの持ち方、クロスの質、姿勢、そして何かしそうな雰囲気。間違いなく世界トップレベルだろう。

守備面は、物足りないと言うか、そもそも期待していない。戦術的にサイドハーフの久保と伊東はブロック形成時の位置やカウンター時”戻りきる”ことの指示があっただろう。

右サイドは室屋が伊東を押し出し、自陣ハーフラインより10m程で守備をすることがあったが、左サイドは中山が押し出せない為、久保がディフェンスラインに吸収される状態が多くあった。(対戦相手にぺぺという少しスーパーな選手がいたから仕方が無いとも言える)

ファンとして、久保の攻撃をもっと見たいし、右サイドとトップ下でプレーする久保を今後見たい。

3 久保が消化不良の要因

上記でいくつか挙げたが、大きく2つかなと。

①ボランチが2枚右利き
→今回はボランチが柴崎と遠藤。左利きなら簡単に出せる縦パスが二枚とも今回は出せていなかった。ボールを受ける為に降りてきた久保に、アウトで斜めにパスを供給できる選手がいれば、良い状態で受ける回数は増していただろう。
(伊藤がボールを受ける回数が多かったのは、自らのスピードを生かせる外に張っていたから。久保に関しては中でも、外でもプレーできる)
②トップ下鎌田の存在
→トップ下でプレーしていた鎌田と久保が入りたいポジションの位置が被っていた。左サイドにボールが来る回数が少なく、久保はやや中央より位置することが多くなっていた。
(30分鎌田が中央で前を向いたシーンや54分ムサシが左サイドに流れるシーンの久保の位置)
これに関してはしょうがないだろう。

4 総括

久保にも課題はたくさんある。それは気が向いたら次回にでも。ただ、日本サッカーに久保がいるのは、本当に最高だ。ボールタッチやスペースの見つけ方、1本のパスが他の選手とはまったく違う。期待しかない。クラブに帰ってからの活躍を楽しみしている。

久保に焦点を置いたが、日本代表の1対1(守備)の対応素晴らしくよかった。身体能力で格上の相手に、良い対応が多く、何度も見返しても面白いだろう。(富安、遠藤は特に)

守備の良さはスタッツにも現れているので、確認してもらえれば。


サッカーは楽しい。では。




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