見出し画像

自分の知らないことがあるということを知ること

一番危険なことは、知らないことを知らないこと

人間はどうしても主観的になってしまう。
客観視できないと、自分の環境だけで物事を局所的に捉えてしまう。
自分のやり方や経験に固執してしまうと、ゴールへの選択肢を狭めてしまい、ゴールから遠ざかることになってしまう。

球体をイメージすると分かりやすい。
本当は一部分しか見えていないのに、それがすべてだと思ってしまう。
本当の正解は見えない反対側にあったりする。

当たり前に、自分が思っているよりも世界は広い

自分自身の経験としては、中高一貫男子校で寮生活という特殊な環境にいたことで、良くも悪くも今の自分ができていると感じることは多々ある。

21歳の時にとある面接で、「世の中のほとんどの人は、あなたがこれまで知り合ってきた人とは考え方も感じ方も違う。このことを理解しないといけないし、常に忘れてはいけない。」と言われたのを今でも覚えている。

そのときの私は、いわゆる高学歴な人としか付き合いがなく、経験したアルバイトも家庭教師・塾講師・家庭教師会社のインターンと、自然と自分の世界を狭めていたような気がする。

この面接をきっかけに、自分の行動を少しだけ変えてみた。
とりあえず違うアルバイトをしてみた。
雀荘でアルバイトを始めて常連のおばさまに怒られた。
居酒屋のバイトでは、提供したはずの商品を「提供されていない」と言い張るお客さまに出会えた。(食べ終わった皿が隠されているのが退店後に座敷の奥から見つかった)
同じ居酒屋では、「時間がないのでクリーニング代ではなく衣装一式を買うお金を払え」と言って3時間交渉するお客さまにも出会えた。

知らない領域があることを認識することから始まる

三木谷さんは近畿大学の卒業メッセージで世界に目を向けろと言っていた。
また、優れたマーケターになるためにとにかくいろんなことを経験しろという話もよく聞く。
世界を見たり、いろんなことを経験することで、新しい発見がある。
つまり、自分の知らないことがあるという事実をその都度再認識させられる。
知らないことが必ずあるという前提に立つことで、見えないところを想像できるし、ベストケースではないことも受け入れられやすくなる。

「未知の未知を意識し続ける」

知らないことを知らない状態が絶対にある。
大きな変化、影響を生み出すのはこの部分。
ディスラプトできるのは未知の未知を攻められるときだし、守る際はギリギリまで未知の未知をケアしなければならない。

行動の品質という本を読んで、未知の未知についていろいろと考えたことを書きました。
・努力しなくてもうまくいく方法があれば、それに越したことはない
・本当にやるべきことに時間を使うべき
・目的をすべて自分の成長に置く
といったことが書いてありました。

以上です。

この記事が参加している募集

#振り返りnote

86,235件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?