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センスのいらない経営を読んで、人間は何をすべきかを考える

読んだ本の感想をメモしています。

まとめると

テクノロジーの進歩によって、激しく環境は変わる。
変化によって、センスという属人的な要素は必要なく、機械によって答えを出せるシーンは増えていく。
そんな時代だからこそ、人間にしかできないことに注力すべき。
テクノロジーを駆使し、課題を設定し、新たな挑戦を繰り返すこと。

WHYの重要性が増す

テクノロジーの本質は再現性にある

師匠の技術を継承するのは、質・量ともに限界がある。
科学的に設計図を作れるものであれば、誰もがそのクオリティを再現できる。

正しいレシピがあって、正しい動きを機械に伝えられれば同じクオリティの料理ができあがる。

テクノロジーの使い方

テクノロジーは適切に使えば大いに人々を助ける。それには機械の得手不得手を理解する必要がある。

人間と機械では考える仕組みが異なる。機会は身につけた全法則に従えるが、人間は知識と経験を頼りに、ある程度は感覚的に絞り込んで考える。

機械に与えるデータは量だけでなく質も大事だ。

機械が人から奪うもの、人に与えるもの

何を機械に任せて何を人間が行うかを的確に分けるのは難しい。
あらゆるツールを使いこなす技術力や判断力に加え、ユーザーの課題を適切に見つけて解決するための技術力を投入する意思決定力が求められる。

過去に学ぶべきデータがないと機械には有効な判断ができず、人間にしかできない領域。

人間にしかできないこと

意志を持って経営判断を下すことは人間にしかできない。
意志をもとに目的を設定する。
その目的を達成するための意思決定に、テクノロジーを活用することで精度を上げて、センスがなくても良い状態を作り出す。

データと正しく向き合う

データをもとに考える際に抑えるべき前提が、データにはノイズが含まれるということ。
ある施策によって目的が達成されたとして、その間に因果関係があると決めつけるのは浅はか。
正しくデータを使い、正しく客観的に評価し、速い判断につなげる。

人間には課題設定能力が求められる

テクノロジーの進化する現代で、テクノロジーの活用はもちろん大切だけど、人間がやるべきことを見極めるのも大切。
どこを目指すのか、どのように課題設定するか。
課題解決は機械のほうが得意になると思うので、そもそもの課題設定力が求められる。

機械は働くべき、人間は考えるべき

エッセンスをまとめると、こういうことなんだと思う。
何をすべきか?なぜやるべきか?
WHYやWILLを考えるのは、人間がやるべきことなんだと思う。

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