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ハタキづくりとメンテナンス

材料の調達

必要な材料と道具は
材料(1本分)
・シルクのハギレ(幅3~6cm、長さ60~80cm x 6枚)
・棒 60cmくらい 直径1cmくらい(握りやすさなどで調整)
・麻ひも(3mmの穴に通る細さ) 30cmくらい(20cmと10cm)
・輪ゴム 1本
・つま楊枝 1本
道具
・キリ
・下に敷く硬いもの
・ハサミ

左から、セリアで買った細めの麻ひも、キリ(木ネジビット3mm)、剪定ばさみ、キリで穴を開けるときの下敷きにする木片など(上)

ハギレをカットする

シルクのハギレは切るというより、裂きます。ただ、生地の感じによっては裂きづらいものもあるので、その場合はハサミで切りました。
裂く場合も、最初だけはハサミで切れ目を入れると裂きやすいです。

棒に穴を空ける

棒は黒竹がかっこいいけど、近場で手に入る笹などで良いかと思います。
私は最初は楽天で10本セットを購入しました。

さて、2箇所に穴を空けます。
1箇所は、上部から2センチくらいの位置に穴を空けて楊枝を通します。
楊枝の両端を5ミリ残してハサミでカットします。
2箇所目は、持ち手の部分です。吊るすためです。
竹は縦に繊維が通っているため、穴を開けるために力を加えると、縦に裂けやすいのですが、節の部分だと裂けにくいのと、乾燥していると裂けやすいため、生の状態で穴あけ作業するのがベスト。長さ調整などで、乾燥した竹に穴を開けたい場合は、一晩ほど浸水させると生に戻るそうです(!)
万が一裂けてしまってもテープで固定するなど工夫しましょう。

穴を開ける道具ですが、しばらくこの「木ネジビット」を使っていました。
力の入りが良くて使いやすいと思っていたのですが、生の状態でも竹が縦に裂けることがありました。
最近、インパクトドライバーの2.5ミリのビットを使って開けるとそのようなことがなく、一発で穴を開けることができることがわかりましたので、インパクトを持っているようならそちらがおすすめ。


先端にハギレ布を固定する

放射線状にハギレ布を並べて、楊枝を刺した位置の下を輪ゴムで固定する。

写真の柄は笹竹です
楊枝を通した下でゴムを巻いて固定させる


固定したら逆さまにして麻ひも(20cmくらい)で縛って固定する。


吊るす用の紐を付ける

麻ひも(10cmくらい)を持ち手の方の穴に通して出来上がりです。
私は3mmの穴なので、細めの麻ひもです。


黒竹の柄のタイプです

メンテナンス

私自身、まだお手入れが必要なほど長く使用していないのですが、少し使い始めるとシルクの繊維の糸が絡んできます。使ってるうちに糸が出てくる手ぬぐいのように。
こうなると、絡んだ糸はハサミで切るしかないと思います。
ゆくゆくはどんどん繊維がなくなっていくと思うので、そうなるとハギレを付け替える必要も出てくるでしょう。
その時は、どなたから絹の着物のハギレをもらうか、メルカリなどで探して自身で交換してみましょう。

また、市販のハタキのレビューなどを見ると、「糸くずが飛び散ってかえって汚れる。最悪。不良品。」のようなコメントを見かけます。。
おそらく、ですが、ハタキ自体がそのような性質のものなのだと思います。ハタキを使用する際は窓を開けて、気流でほこりなどを屋外に出します。
それがどうしても嫌な人は、化学繊維の静電気でほこりを吸着させるようなタイプの、いわゆる化学ぞうきんの方が無難かもしれません。

ハタキの良さは、電気も使わずに掃除ができるだけでなく、「叩く」ことで重力の0ポイントを創り出し、エネルギーの入り口となる。それによってエネルギーが高まって、台風が去った後のような清々しい空間を家のの中に創り出せる、というところです。
特に、空気が澱みがちは部屋の隅や家具の隙間など、パシパシと叩いて空気を動かしてあげると良いですね^^

私自身も試行錯誤のため、何かご存知の方は是非コメントにて教えていただけると嬉しいです!!!

参考資料
私自身がハタキを生活に取り入れるきっかけになった、マドモアゼル・愛さんの動画です♪
人生が変わる掃除編①「はたきがなくて掃除はできない」
ハタキと0ポイント
「雪よりも白く」祓い清めるもの


心地よい空間を創るためのお供として末長く愛用したいですね。
素敵なハタキライフを♪








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