痔・エンド・・・・・?
病室はさながら戦場でした.もはや,そこにいたものは「それ」との戦いを共有した兵士たちだったのです.私が戦場で上官や敵,同士たちから学んだこと,その後のことを書いていきたいと思います.
で・・・・・体は大丈夫・・・・?
大丈夫です.無事,退院後の検査で貧血も改善され,ヘモグロビンなどの値が基準値に戻りました.もう,痛み止めの必要もなく,生活できています.
ただ・・・・その後の通院で,術後の様子を見てもらうのですが・・・相変わらず・・・・・
私「イ!!!タ!!!!!!ああああああ」
医者「力抜いて,痛いよ」
私(痛かったら力入るだろ・・・・何回やんねん,このクダリ・・・・・)
私「あ,い!!!た!!!」
ってやりとりをやってます.そのときに「あなた,お尻の穴が小さいんだよ」って言われて,「男として度量がない」となじられたみたいで泣きそうです.慰めてください.
オムツ一択
彼は,1週間以上前から戦場にいる先輩でした.
戦友「オムツがいいよ,オムツ一択.これから毎日パンツを洗うことになるよ.」私「!!!」
痔の手術の術後,肛門の制御がしばらくうまくいかなくなってしまいます.さらに.幹部にはドレナージの創があるため,膿や滲出液が常に出てくるのです.術後の患者は,それらを吸収するためのパッドを下着に貼り付けてカバーするのが一般的ですが,どうしても寝返りの影響等,思いのほかの量で漏れが発生し・・・ああ・・・・ということになってしまうのです.そこに対して,使い捨てのオムツは部類の力を発揮します.これは絶対のマストアイテムなのです.おかげで,私はパンツ洗いの日々を送らずに済みました.
最初オムツを履いた時は・・・・あ・・・・って感じでしたが,しばらく運用すると,これは,すばらしいと思いました.
便潜血検査ってどうよ
Q「便潜血検査で出ないの?出てないってことは,僕は大丈夫?sonsonさんは,どうだった?」
私「医者に聞いてください」
これでは,話が前に進まないので,ちょっとだけ.でも,心配ごとがあるなら,医者に聞いてください.どの医学部や専門医のサイトにも書いてあるように,便潜血検査には大腸癌の死亡率を優位に下げる効果があることが報告され,よく知られているようです.ただし,それと異常の検出率や性能が高いこととは違うことを意味します.
下部消化器の専門家と,内科医の専門家の説明が一致したこととして,「便潜血検査では何もでないことが多い」ということです.一見すると,「便潜血検査は大腸癌の死亡率を優位に下げる効果がある」と矛盾する見解に思えますが,そうではありません.「便潜血検査は大腸癌の死亡率を優位に下げる効果がある」ということは,便潜血検査が与える情報量は,「何の検査もやってない人に対する死亡率を下げる効果」があるということで,細かい病状を検出できる情報量があるとは言ってないということです.鉄則は「便潜血検査は当然やる,そして,ちょっとでも怪しいなら,さらなる検査もやる」ということです.
ちなみに,私は,便潜血検査では全く異常は出てませんでした.このことから,貧血と診断されて,その理由を探るとき,両名の医師ともに,「便潜血検査の結果が陰性なので,大腸とか痔の可能性はないのでは・・・?」と私が聞くと,「あれは,そういうもんじゃない.カメラ入れないと何もわからない」旨を返答しました.
現状,医師の診断は,痔の出血が少しずつ続いていたのが私の貧血の原因だったのですが,その検査をした日にたまたま内痔核から出血していなかったためにこのような検査結果になったと考察することができ,それは,医師たちによれば,妥当な結果だそうです.やはり・・・・自覚症状や検査異常が見られた時点でこまめに医師の診断を仰ぐのがすべて・・・ということですね.
退院祝いウィッシュリストとかやらないの?
私の入院のために延び延びになっていた,nextstep.fmの収録をやったときの話です・・・・.
@k_katsumi「退院祝いウィッシュリストとかやればいいじゃないですか」
sonson「考えたことなかった・・・・.どんなんにすればいいんだろう」
@k_katsumi「あー,sonsonさん,ウィッシュリストの作り方全然理解してないって言うか,センスなさすぎ.前にnextstep.fmで誕生日ウィッシュリストやってましたけど,あなた,何これってリストでしたよ.あんなの誰も送らないですよ.」
というやりとりがありまして.どうやら,私は,その手のセンスが全然ないようです. @d_dateにこのやりとりがバカウケしてましたが.
そして,@k_katsumiと@d_dateの監修,レビューを受けて,退院祝いウィッシュリストを作りました.よろしくお願いいたします.いやぁ,オムツをリストに入れられたら,ウケたんだけどなぁ・・・.もう必要ないのですよ・・・.回復してくると・・・・.
術後,いきなり,完治!!!!とはいきません.
sonson「あの・・・保険とかあって,診断書を書いていただきたいのですが,次回とかにもってくればいいですかね・・・?」
看護婦さん「通院手当とかありますか・・?」
sonson「あります.」
看護婦さん「なら,まだまだ・・・9月くらいまで通院があると思いますよ.そのときでいいと思います.」
sonson「え!!!???あと3ヶ月!!!!????」
最後に
「おしりがいたいときもあるけれど、私はげんきです。」
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