四百十九話 激写

『デモンズファンタジア』

それは勇者軍と魔王軍の戦い…。

魔王軍の熾烈な戦いに手を焼いた王国は。

異世界より勇者たちを召喚した…。

それでも魔王軍をなかなか倒せず…。

魔王軍の四天王…。そして…。

魔王は強烈に強かったのである…。

そのとき光の勇者が召喚され…。

四天王を封印し魔王を斃したのである。

こうして王国には平和が訪れた…。

かに思えたが…。

魔王軍の残党と魔王の子が…。

また王国に脅威をもたらしたのである。

王は光の勇者を探し召喚するように…。

宮中魔術師たちに命令した…。

果たして勇者プレイヤーは召喚に応じ…。

四天王と魔王の子を斃せるのだろうか?

しかし、此度召喚された勇者は…。

かなり変わった勇者だったのである…。



『デモンズファンタジア』という…。

VRゲームのテストプレイヤーをやることに。

なった私…。

バイト先で眠子さんという女の子と…。

紆余曲折あってお知り合いになった。

その子に頼まれたのだ…。

眠子さんはそのゲームの原作者であり…。

ゲームのシナリオも書いているという…。

すごい人なのであった…。

私はズッ友でギャルの藍さんと…。

一緒にVRゲームの世界にダイブした。

軽くキャラメイクを終えて…。

(このゲームは自分の姿を投影できる)

私は自分の胸を少しだけ大きくした。

小さすぎて、自信がなかったのである。

キャラメイクを終えて…。

ゲーム世界に降り立った私…。

ヨーロッパ風のファンタジー世界に。

立っていて…。

遠くにお城が見えるので…。

城下町という感じの街並みだった。

そこにいろんな種族の人たちが歩いている。

私はお試しでこのゲームに少しだけ…。

前にログインしたのだけれど…。

圧巻の世界観にまた見入ってしまう。

あらためて、自分の姿を見ると…。

スポーツブラとパンティしかないような。

そんな破廉恥な格好なのに気づいた。

私は恥ずかしくて、しゃがみ込んでしまう。

しゃがんでいても致し方ないので…。

どうにか立ち上がることができた私…。

運営Lさんの話では…。

装備がない状態なので…。

こんな格好なのだそうだ…。

恥ずかしいので装備を買いに行こう。

そう思った私であった…。

藍さんと合流して…。

装備屋さんに入った私たち…。

私のジョブは召喚士なので…。

魔術士が着るような…。

ローブを買うことにした…。

ローブは2000Gもして…。

ログインボーナスでもらった…。

5000Gも残り3000Gになった。

でもこれで下着姿を…。

隠せるのでよしとしよう…。

藍さんはエルフの戦士みたい。

なので装備はなんと…。

オレンジ色のビキニアーマーだ。

さっきの下着みたいな格好より。

布面積がもっと少ない感じだった。

ビキニのブラ部分も…。

布面積が少なくて…。

胸の大半が丸見えになっている。

もちろん胸の先端は…。

見えてないのだけれど…。

すごい扇情的だった…。

下腹部を覆う布は…。

極端に少なくて…。

股のスリットは見えない…。

ギリギリの布面積だった。

お尻はTバックにみたいで。

お尻が丸見えになっていた。

遠目に見たら…。

オレンジ色だという事もあって。

藍さんは全裸みたいだった。

流石の藍さんも…。

恥ずかしくて顔が赤かった…。

装備も買ったので…。

次は武器屋さんに行くことに。

武器屋さんでは…。

私は木の杖を買った…。

一番安かったのである。

安いと言っても…。

1000Gした…。

残り2000Gか…。

しょうがないか…。

藍さんはエルフなので…。

弓と短剣を買ったようだ。

弓を装備すると…。

ファンタジーでよくある…。

戦士の剣は装備できないらしい。

エルフはヒューマンより…。

機敏なので弓が得意らしかった。

エルフは剣と盾も装備できるが。

ヒューマンより力が足りないので。

戦士や騎士のような立ち回りは…。

苦手らしかった…。

このゲーム種族やジョブで…。

持てる装備も限られてしまう…。

装備もよく考えて買わないと…。

運営の謎の人物…。

Lさんが言うには…。

次はこの国の女王と謁見するらしい。

女王はお城にいるので…。

私と藍さんはお城に向かった…。

藍さんはもう装備に慣れたらしく。

胸を張って歩いている…。

キャラメイクでほとんど…。

いじっていない抜群の…。

スタイルで羨ましい…。

歩くたびに胸とお尻が…。

ぷるんぷるんと揺れて…。

見てる私が恥ずかしいぐらいだ。

背中も丸見えだし…。

お尻も丸見えなので…。

後ろから着いていくと…。

藍さんは本当に全裸みたいだ。

ゲームの世界の中だとはいえ。

城下町を裸見たいな格好で…。

歩いている藍さん…。

(名前はアイにしたらしい)

その姿を写真に撮りたい…。

そう思ってしまう私…。

このゲーム世界では…。

スマホを使えるらしいので…。

私はスマホを連想してみた。

すると手にスマホが現れた。

私はスマホを構えて…。

藍さんの歩く姿を…。

後ろから撮ってしまった。

カシャッと音が響く…。

予想以上に大きい音…。

「ノアっち?何か撮った?」

藍さんが怪訝に振り向いた…。

私は誤魔化そうと思ったけれど。

藍さんにスマホ画面を見られた。

「あっしのこと盗撮したの!?」

藍さんに詰め寄られてしまう…。

私は藍さんがあまりに綺麗だったので。

と、ありのままを言ってしまった…。

それならしょうがないよね!と…。

藍さんは許してくれるのだった…。

どうせ撮るならと…。

セクシーポーズを取ってくれる藍さん。

胸を逸らせてお尻を突き出して…。

すごい格好をしてくれた…。

私はすかさず激写するのであった…。

この写真ホーム画面にしようかな?

そんなことを考えてしまう…。

ゲーム世界でもスマホを使えると…。

わかった藍さんは私の姿も…。

スマホで写真に収めようと…。

スマホを出現させた…。

私はローブ姿で木の杖を抱えて…。

少し微笑むぐらいしかできなかった。

それでも藍さんはかわいいよ!と。

言ってくれて数枚撮ってくれたのだった。

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