四百十四話 眠子さんの寝相

『デモンズファンタジア』

それは勇者軍と魔王軍の戦い…。

魔王軍の熾烈な戦いに手を焼いた王国は。

異世界より勇者たちを召喚した…。

それでも魔王軍をなかなか倒せず…。

魔王軍の四天王…。そして…。

魔王は強烈に強かったのである…。

そのとき光の勇者が召喚され…。

四天王を封印し魔王を斃したのである。

こうして王国には平和が訪れた…。

かに思えたが…。

魔王軍の残党と魔王の子が…。

また王国に脅威をもたらしたのである。

王は光の勇者を探し召喚するように…。

宮中魔術師たちに命令した…。

果たして勇者プレイヤーは召喚に応じ…。

四天王と魔王の子を斃せるのだろうか?

しかし、此度召喚された勇者は…。

かなり変わった勇者だったのである…。

『デモンズファンタジア』という…。

VRゲームのテストプレイヤーをやることに。

なった私…。

バイト先で眠子さんという女の子と…。

紆余曲折あってお知り合いになった。

その子に頼まれたのだ…。

眠子さんはそのゲームの原作者であり…。

ゲームのシナリオも書いているという…。

すごい人なのであった…。

秋葉原の街はそのVRゲームの広告で…。

いっぱいになっているぐらいの…。

人気作なのであった…。

私はあまりゲームはやらないけれど…。

昔はスマホぽちぽちゲームを…。

やったぐらいだった…。

でもそのVRゲームは…。

ファンタジーを題材にしたゲームで…。

女の子モンスターがいっぱい出るという…。

私は女の子だけど女の子大好きなので…。

俄然、やる気が出て来たのであった…。

眠子さんの家に泊まって…。

グレモリーの家に帰ってきた。

藍さんとお風呂に入って…。

そのあと、ソファーで寝た私…。

翌朝、シャワーを浴びて…。

ズッ友ギャルの藍さんと一緒に。

眠子さんの家に向かう私たち…。

ゲームのテストプレイヤーに…。

お友達を誘っていいと言われたのだ。

学校も一緒に通っていたけれど…。

私と藍さんはすれ違いが多くて…。

ゲームの中なら一緒にいれると思う。

私は藍さんの手をきゅっと握って…。

秋葉原の街を歩いた…。

秋葉原の街並みは…。

眠子さんが書いたシナリオの…。

VRゲームの看板がいっぱいだった。

改めて眠子さんはすごいと思う…。

中央通りを通り…。

ほどなくして、道を曲がると…。

眠子さんのお母さんが経営する?

ビルが見えてきた…。

「あそこがバイト先のビルだよ」

私は藍さんの手を引いて…。

そう説明した…。

藍さんは、うんとだけ答えた…。

藍さん、なんだか緊張してる…?

「大丈夫だって!ゲームするだけだし」

私は明るく言って、励ました…。

大丈夫だよ…。多分…。

私たちはビルに入った…。

私たちはエレベーターに乗り込み…。

ボタンを押して、最上階に向かう。

すぐに最上階に着いた…。

眠子さんの住んでいる部屋の…。

インターホンを押す私…。

すぐに眠子さんのお母さん…。

圭子さんが出てきた…。

「あら?いらっしゃい。どうぞ」

圭子さんは私たちを中に入れてくれる。

お邪魔します。と言って中に入った。

藍さんは、初めましてと挨拶している。

「乃亜ちゃんのお友達ね、よろしく」

圭子さんは笑顔で迎えてくれた…。

朝食は食べた?と聞かれたので…。

はい、もう食べました…。

と、答えた…。

圭子さんはどうやら…。

私たちの朝食を用意してくれたのかな?

何か悪いことをしたかな…?

そう思った私なのであった…。

眠子さんは自室にいるという…。

私たちは眠子さんの部屋に向かう。

藍さんはバイトと聞いていたので。

個人のお家にきたので…。

結構びっくりしているようだ…。

いつも元気な藍さんだけれど…。

緊張したりびっくりしている…。

藍さんの姿は新鮮だった…。

私は大丈夫だよって…。

藍さんの手を握り返した…。

眠子さんの部屋に入ると…。

眠子さんはまだベッドで寝ていた。

白いTシャツに下は…。

なんとパンツ一枚だった…。

紫と白のスプライトの…。

縞々パンティーを穿いている…。

シャツが捲れて…。

お腹丸出しだし…。

お尻は突き出しているし…。

なんかすごい寝相だった…。

それでもなくても…。

眠子さんの部屋は…。

オタクグッズまみれだし…。

藍さんは圧倒されて…。

絶句しているのだった。

眠子さんはとある人物に…。

膝枕されて寝ている…。

その人物は運営Lさんだった。

「おはようございます」

運営Lさんはクールに挨拶する。

私たちも挨拶をした…。

そちらがご友人ですか?

と問われたので…。

私はそうです…。

ズッ友の藍さんです…。

と紹介した…。

藍さんは頭を下げた…。

なんか学校とは逆だなぁ。

と私は思うのだった。

「では、早速ですけれど…」

VRスーツを着ていただきます…。

と運営Lさんに言われた…。

ゲーム内で数ヶ月過ぎても…。

現実世界では数時間しか…。

経過していないので…。

安心ですと、説明された…。

ということは…。

VRスーツを着て…。

すぐにVRゲームをやるってこと?

私もなんだか緊張してしまう…。

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