【論文読み】コンクリートのひび割れ進展計測のための画像解析手法に関する研究

車谷ら 
土木学会論文集 A2(応用力学), Vol. 70, No. 2(応用力学論文集 Vol. 17), I_135-I_144, 2014.

読み中ですが手法は私の研究と少しずれているようだったので途中で終わっています。

はじめに

コンクリートに生じる変位・ひずみ分布の計測でひび割れの時間様子わかると、定量化できると…
・部材レベル:損傷判別
・供試体レベル:コンクリ破壊機構の解明  となる

コンクリの場合材料的に不均一で破壊新港領域伴いながら準脆弱的にひび割れが発生して進展するので数値解析で再現は結構難しい。(実験結果からの可視化や計測も簡単でない。し、V&Vも進んでいない。2014年時点)

ひずみ分布計測高度化して目視できない微細なひび割れから大きいひび割れの成長可視化できればひび割れ進展解析の高度化の一助となる。

方法

画像相関法による変形計測
異なる2時刻の画像間である領域内の輝度値のパターンを見て似ている領域探し、その平均移動距離を算出するかんじ。(PIVの一種?、もう一個の方法は粒子追跡法)

本研究で構築した画像相関法に基づく解析手法を実際の試験に適用して結果について比較検討する。
1.ひずみゲージによる計測結果との比較から画像解析の精度
2.モルタル試験に対して画像相関法に関する比較を行い人が見えない小さい日地割れから大きいひび割れまでを図る方法を検討
3.コンクリ試験に対して粗骨材の影響による複雑なひび割れの進み具合の挙動の再現性を検討

coming soon


私の研究では時刻変化(複数枚の画像の変化)を見る方法は少し違う。たぶん、領域を定め輝度を画像内で比較したり隣り合う領域との差を見る手法(よくみるAIの画像判定的な奴)、パターンを作ってそれとの類似度による選択になるだろう。