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バレエ歴20年以上の私がジャワ舞踊を始めた話10〜多ジャンルのダンスを踊り続ける事の難しさ〜

こんばんは。

今回は私のジャワ舞踊に対しての悩みについて。
いや、異なるジャンルのダンスを踊り続けることで起こる悩みについてです。
いろんなジャンルのダンスを同時進行で踊っているダンサーは多いのではないでしょうか。
そのジャンルの振れ幅が大きすぎるときどうしますか?

ジャワ舞踊を習い始めてはや3年に突入しました。
初めの頃に起こっていた突拍子もない間違いは減り、カインやサンプール(インドネシアの腰布)の巻き方にも慣れてきました。

しかし最近ここにきて、これまでにはなかった根本的な悩みがでてきました。

それは、私はジャワ舞踊に本当に正面から向かいあっているのだろうか、ということ。

私のジャワ舞踊習得は、常にバレエとの相対的なものだったように思います。

バレエならこう動くのにジャワはこうなのか、
バレエならある○○という考えはジャワにはないのか、
バレエにはない○○がジャワにはある…

まあこうなるのも無理はありません。
ダンス以外は運動がからっきしな私。身体を動かす術はダンスしか知りません。中でもバレエは物心ついた時には初めており、すでに25年経過…。

バレエ以外にやってきたダンスも、
モダンダンス(グラハム)、ジャズ、シアタージャズ、コンテンポラリー…
これらはこのnoteでも採算説明してきたように、バレエから派生するように(時には対抗して逃げるように)現れたダンスです。
根本には「バレエならどうか?」という意識があることは拭えません。

私のダンスはこれまで常に「バレエと比べてどうか?」という意識と二人三脚でした。

ジャズやモダンダンスに、そういった意識を適応するのは間違えではないでしょう。そもそもそういうダンスなのですから。

しかし、ジャワ舞踊はどうでしょうか。
バレエと比較してしかジャワ舞踊という踊りの姿を認識できない私に、未熟さを感じてばかりです。  


ひとつの舞踊に、バレエとの比較ではないかたちで向かい合う。
これは私にとっては大変難しいことです。

ただひとつ、希望を持つならば、 
ジャワ舞踊をバレエと比較した姿ではなく、
一つの舞踊として習得することができたなら、
今度はバレエのこともまた新しい目で見れるのではないかということ。

結局わたしにとってのベースはバレエ。
踊りも研究もです。
だけど、バレエとの比較でジャワ舞踊を見るのではなく、ジャワ舞踊との比較でバレエを見れるようになったら。
一つの舞踊の習得をバレエ抜きで出来るようになった時、私はバレエをどう見るようになるのか。

その時の私を信じて、今はジャワ舞踊に正面から向き合いたいと思わざるを得ない私です。

他ジャンルのダンスを両立するダンサーの方は、この問題をどう考えているのでしょうか。
運動音痴じゃなかったら違うのかな〜…


現在の方が事実をだけを並べる分、頭は整理されそうです。そんな多岐にわたるジャンル研究者あまり見たことありませんが…(笑)

ではまた。


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