Sonomi Takatsuka

MFA(芸術修士):デザイン思考を活かし、地域の文化資産を未来へ維持・継承するための研…

Sonomi Takatsuka

MFA(芸術修士):デザイン思考を活かし、地域の文化資産を未来へ維持・継承するための研究/ 株式会社グローバルセールスパートナーズ 代表取締役:「高く売る」ためのブランディング・人材育成/ 著書:『クルマを売りたいなら、クルマの話はやめなさい!』(すばる舎)他

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お祭りの維持継承を考えるー南魚沼市一村尾地区の太々御神楽を例にー

概要 南魚沼市一村尾地区は旧大和町エリアにあり、約290世帯、900人の地区である。この地区にある若宮八幡宮の「若宮八幡宮神楽舞」として、南魚沼市の無形民俗文化財に登録されている。(S46年10月18日) 通称名としては「若宮八幡宮十五夜大祭 太々御神楽」である。 発祥は江戸時代の宝暦年間(1751年〜1764年)と言われており、当初は7、8座の神楽と神事を合わせて奉納していた。現在のように32の神楽面を使って総数26座の神楽を奉納するようになったのは明治26年からであり、

    • 地域にとってのお祭りを考える

      研究対象を決めた理由 私の研究対象は「越後浦佐 毘沙門堂裸押合大祭」を取り仕切る「多聞青年団」である。研究対象を決めたのはM2の6月。実はそれまで別のこと(雪形)を研究しようと思っていた。  ある日、食文化を研究したいというチームメンバーに、「それなら地産地消にこだわっている小玉屋の小島さんに話を聞こう!」とヒアリングの機会を設けたのが転機だった。  話を聞いているうちに小島さんからは「地域を元気にしたいんだ」という熱意が伝わってきた。もともと首都圏でシェフをしていた小島さ

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