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北海道の「だいたい」まんなか?上川町をひもとく!

はじめまして!そのまんまフォルケホイスコーレの運営・いち参加者として携わっている新谷有希です!

noteを立ち上げてはや5本目の記事。私たちの想いや考えは少しずつ発信できているなと感じているのですが、そのまんまフォルケホイスコーレの開催場所「北海道上川町」のお話はできていないなぁと思っていました。

私はデンマークのフォルケホイスコーレには行ったことがないのですが、上川町には地域起こし協力隊のインターンシップとして1ヶ月滞在した経験があります。

上川町は自然豊かな街であると同時に、やりたいことに挑戦しているパッションある大人がいる素敵な街。
そんな街の魅力を少しでもお届けしたい。これをきっかけに上川町に来て欲しい…!と想い、今回上川町の紹介記事を作成します。

長い記事となりますが、最後までお読みいただけると嬉しいです!!!

上川町ってどこにある?

上川町は大雪山系のふもとに位置する町です。
石狩川の上流に位置しており、山に挟まれた地形であることから自然の「迫力」を感じることができます。

美しい峡谷がみられる大函地区

私は「上川町ってどこにありますか?」と聞かれたとき、「北海道のだいたい真ん中です」と答えています。

どうでしょう…。
ピッタリ真ん中ではないものの、大体真ん中といえるのではないでしょうか?笑

北海道は広大なため「道南・道央・道北・道東」と4つのエリアに大別されることがあります。
上川町は道北エリアに位置しているのですが、実は道東の入り口でもあります。これ、私は上川町に行って初めて知りました…。


上川町ってどんな町?


上川町の人口は2022年現在、約3200人。
町名の由来は石狩川の上流にあるから「上川」なのだとか。

気候は町全体が内陸に位置しているため冬は寒く大雪が降り、夏は暑くなることもあります。ですが、エアコンは不要で窓を開ければなんとかなる暑さ…だと思います!(しかも夜は暑さがリセットされる)

上川町は石狩川の上流にあり山峡の地形であること、さらに年の平均気温が5.3度と低いことなどさまざまな要素が重なった結果、層雲峡エリアでみられる紅葉は「日本一の紅葉」といわれています!
その反面、山がちな地形であることが要因となり、見渡す限り一面田園風景で「これぞまさに北海道!」という景色を見られる場所はあまりありません…。

町の中心部はJR石北本線上川駅を中心に半径1〜2km以内に収まっています。
駅&バス停、高速のインターチェンジ、役所、飲食店、コミュニティ施設、保育園から高校、スーパーなどが点在しています。

天気が良いと建物の隙間から大雪山がみえるのは素敵ポイント!

北海道内に点在している「町」は明治から大正時代の開拓期において人口的に開発を進めたため、現代でいうところの「コンパクトシティ」を体現しています。
田畑のエリアと住宅エリアがはっきりと分かれていることが特徴です。
道路も碁盤の目のように張り巡らされていることが特徴であり、上川町内でもその様子を伺うことができます。

町の中心部から20kmほど離れたエリアに「層雲峡温泉」があります。
道内には登別や定山渓など有名な温泉地が多数ありますが、上川町も有名な温泉地の一つです。
近年では年間200万人ほどの観光客が訪れている時期もあったそう。

ところで、北海道といえば一次産業でお米や野菜の食料倉庫!見渡す限り畑が広まっている!というイメージがあるかもしれません。
町内にはもち米畑、農家・牧場が多数ありますが、石狩山地や北見山地といった原生林が町の面積の大部分を占めているので林業も盛えています。


アクセス

文章にすると長くなってしまうので、略図を作成しました!
こちらを参考にしていただけると嬉しいです。

補足
1・上川駅はJRの駅でもありますがバスターミナルも併設されています。なので、車の運転な苦手な方でも気軽に町へ訪れることができます。
旭川方面へは鉄道とバスを合わせると毎時1本程度あるのでそこまでの不便さはありません。特急も運行されています。

2・旭川空港はLCCの就航がありません。JAL・ANA(AIRDO)のみです。中部セントレア・大阪伊丹便は季節限定就航のため注意が必要です。東京からLCCに乗りたい場合は新千歳空港行きに搭乗し、そこからバスで旭川方面へ移動するのがおすすめ。
もっとマイナーなルートとして女満別空港を使う手もあります。こちらは成田・関空からpeachが就航してるので、北見や網走などオホーツクエリアにも行きたい!というちょっと欲張りな旅程を組むことも可能です。


隣町までは最大約100km車で2時間


「北海道」の広さについて改めて紹介するまでもないかもしれません。
ですが、上川町の面積が大きすぎるあまり隣町の中心地までの距離が最大約100kmと不思議なくらい離れているのです。

この要因は、上川町の東側には4つの峠道があるからなのです!

北見峠を超えるとオホーツク海側の街である遠軽町、石北峠を越えるとオホーツクエリアの中心地である北見市に至ります。
三国峠を越えると上士幌町という糠平温泉やタウシュベツ川橋梁など有名観光地がる場所などを経由して、帯広市・道東方面に行くことができます。
浮島峠を越えるとシバザクラで有名な滝上町に行くことができる、まさに分岐点といえる町でもあるのです!

滝上町にあるハーブガーデンより撮影。メルヘンチックな建物が印象的。


ちなみに隣町まで約100km2時間かかるところは・・・上士幌町と北見市です。

個人的には上川町の隣が北見市という感覚はまっっっったくないのですが、GoogleMapで調べていたら本当に北見市になっていて少し困惑しています。
どうやら北見市が他の町を合併してどんどん大きくなっていったようです。

上士幌町は直線距離で見ると近いのですが、三国峠を越えるため道路が直線に敷けないので距離が100kmを超えているのです。
私はバスで三国峠を越えたことがあるのですが、人工物は道路以外に一切なく、一面の原生林しかみえなくて少し鳥肌が立ちました。人生で見た絶景ベスト5の1つ。

三国峠の頂上から少し下ったあたりの光景

ぜひ皆さんにも観て欲しい光景の一つです。

上川町から西に進むと愛別町や当麻町といった小さな町を経由して北海道第2の都市である旭川市に至ります。
旭川市までは約45km、車or電車で50分から1時間程度です。こちらは少しずつ山を降りていく実感が景色から感じることができて、とても面白いです。

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最後までお読みいただきありがとうございました。
次回は私が感じた町の魅力・おすすめポイントや魅力的な人々について紹介します!

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