【本と、わたし】チーズはどこへ消えた?
大リーガーの大谷翔平選手が推薦していたことで、広告を見て気になっていたのが4年くらい前。
その本を、本屋で見つけ、手に取ったら、もう購入して読んでいた。
直感で、今読むべきだと感じだのだ。
その直感は正しかった。
マイケルが、かつてのクラスメート達にある話をする。
その話に出てくるのは、ネズミのスニフとスカーリー、小人のヘムとホー。
2匹と2人が、チーズを求めて迷路の中で行動する。その中に、私たちの人生を変える大きなヒントが隠れているのだ。
以下、内容についてが書いてありますので、ネタバレが嫌な方は、本を読んだ後にどうぞ。
私は、何回もこの本を読んだ。
初めて読んだ時には、感動で心が踊っていた。
”大谷くん、ありがとう。”
大谷翔平選手の推薦だった広告を覚えていたからこそ、この本にたどり着くことができた。
そして、本屋さん、ありがとう。
その場所に、この本を置いてくれたことで、私の手元にやってきた。
この本の面白いところは、2匹のネズミと2人と小人の行動だ。
『なんでヘムは、動かないんだろう〜、そこで待ってても何も変わらないのに〜。』
と読んでいるうちに思ってくる。
しかし、さらに読んでいると・・・
”あれ?私、ヘムかもしれない。”
と、気づくのだ。
自分を客観視してみれば、なんで行動できないのか、わかる。
このお話の中で、2匹のネズミ、スカーリーとスニフが簡単に行動できることがなんて簡単なことなんだろうと思うのだ。
つまり、私たちは、無意識にヘムになり、意識的にスカーリーとスニフになることができるのだ。
恐れとは、一体どこからやってくるのだろう。
”現状が変化していることに気づかず、変化している現実と変化していない自分の間にあるギャップ”
なのかもしれない。
世の中にある全てものは変化している。
私のお肌もそう。最近やったらシミが出てきた。それも変化。
そして、最近筋トレをしている。そうすると、肌にハリが出てくる。それも変化。
つまり、世の中は常に変化していて、私たちの身体も心も常に変化しているのだ。
その変化に逆らうことなど、できないのである。
では、私たちはどう過ごしていけばいいのだろう?
変化と共に、変化すること。
変化している環境の中で、心(自分)は変わらないと頭で考えていると、現実世界と自分の間にギャップが起きてしまう。
そのギャップ=『調和の取れていない状態』が”恐れ”なのではないかと思う。
では、『調和の取れていない状態』を作らないためには、どうしたら良いのか、
常に変化している現実とともに、自分の心と身体が変化していることに気づいていれば良いのではないだろうか。
つまり、自分自身と周りの出来事をよく観察していれば良いのだ。
2匹のネズミ、スカーリーとスニフは、よーく観察していた。そして、いつでも行動できるように準備をしていたのだ。
変化と共に変化することとは、
”よく観察し、いつでも行動できる状態にある”
ということなのだと知った。
毎朝、瞑想をしているのだが、この間、面白い感覚になった。
ものすごく静止している感覚になったのだ。
しかし、自分が止まっていないことに気づいた。
風がふき、その風と共に流れている。そんな感覚だった。
つまり、風(動いているもの)と一緒に自分も変化しているから、自分が静止している感覚になるのだ。
この瞑想から戻ってきたときに、この本のことを思い出し、この本のことをnoteに残そうと決めた。
世の中は常に変化している。そして、私たちも変化している。
その変化に気づいたら、見ている世界が少しずつ変わって見える。
もし、あなたが、ヘムのような行動をしていると気づいたなら、簡単に、ホーにもスカーリーにも、スニフにもなることができる。
なぜなら、私たちは、いつでも変化できる存在だから。
「チーズはどこへ消えた?/Who moved my cheese?」
スペンサー・ジョンソン/ 訳:門田美鈴
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