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タバコに命を救われた話

僕は、14の頃タバコを始めた。
強迫的なぐるぐる思考が止まらず、死のうかと思うほどきつかったことから、自暴自棄になって、タバコを吸い始めた。

タバコを初めて吸った時のことを鮮明に覚えている。

強烈なヤニクラにあって、ひと吸いしたあと、倒れそうになり、そのままベッドに吸い込まれるように倒れた。

頭がぐらんぐらんし、浮遊感、頭のなかが真っ白になる感覚。

体はしんどいかったが、そのしんどさのおかげで、頭の中のぐるぐる思考から逃れられ、その日からタバコに依存するようになった。

吸うごとに、自分がなんだかいけない事をしている、自分の事を傷つけている感覚があったのだが、それ以上に死にたくなるほどの思考から束の間逃れられることの方が大事だった。

学校でも吸っていたし、通学路でも吸っていた。
家でも、どこでも。

タバコを吸って悪ぶりたいみたいな気持ちも若干あったが、それ以上にタバコがくれる効果が真の目的だった。

タバコのお陰で、長い間死なずに生きてこれたくらい
僕はタバコに感謝している。

死にたくなっていた僕をそうさせずに守ってくれた親友のような存在。
少し大袈裟に聞こえるだろうけど、これがなかったら死んでたと確信するくらいお世話になってきた存在だ。

昨今、
世間では、
タバコを吸う人にとって今だいぶ肩身が狭かなってきているが、

神経が昂りやすかったり、
強迫的なぐるぐる思考がある人、
過敏すぎる人、
などには、薬的な一理あるものなのではないかと思ってます。他の疾患の薬と同じような役割を果たしているのではないのかと。

最近の医学文献では、
強迫性障害の人にとって、タバコは神経を落ち着かせる効果があると発表されているくらいなので。

もちろん、対処療法だから
その場しのぎなんだけど、
その場が凌げることが大切。

僕の周りには、
モノ作りをしたり、絵を描いたり、音楽を作ったり、
アーティスト活動で生計を立てている、友達たが多くいるが、みんなこぞって喫煙者である笑

僕のように、タバコに命を救われた人もいれば、
タバコで創作活動が進む人もいるという一面があるということ。

どんな物事もそうだが、
それが合う人もいれば、合わない人もいるので、
お互いの迷惑にならないように、共存できることが必要なのかなって思います。

急に話が、社会問題にそれましたが。

最近は、どんどん歳をとることにいろんなことに気づいていって、思考や体が緩んでくるようになったので、
前ほどタバコには依存をしていませんが、
ちょこちょこ吸わせてもらってます。

これまでとは、違い
依存ではなく、嗜好品として。
これからも必要なときに、必要な分
使わせて頂き、愛用しようと思ってます。
また、依存して救ってもらうこともあるかもしれません。その時は、また頼みます笑

タバコさん、ほんとうにありがとう。ほんとうに。

今回はタバコに命を救われたことについて、
書いてみました。

ではでは〜

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