井上陽水
最近井上陽水を聴いている。
世代は全く違うけど。
聞く前は、少年時代しかしらなかった。
なんか不思議な世界観と癖のある声だな〜としか思ってなかったんだけど、最近それがめちゃくちゃ刺さってます。
なんだろう。
風音のような歌というか、鼻歌の延長で歌っているような軽めな感じ。
メッセージというより、ニュアンスを伝えてくる感じ。
抽象画ような。受け取る側にまかせますよと言わんばかりの。
最近は声の入った音楽がなんだか耳障りになってきて
あまり聞かなくなってたんだけど、
井上陽水の歌は聞いていたいなっておもう。
主張ではなく、つぶやきのような。
文章ではなく、詩のような。
井上陽水のおもしろ話で、
少年時代の完成秘話がある。
藤子先生に、この詩を渡すからこれをいれて作って欲しいと言われて制作していたのだけど、
一行に進んでる様子がない。藤子先生は、アーティストに催促するのは違うと思って待っていたらしいのです。その間、井上陽水はツアーもキャンセルしてこもりきって作ってたらしいのですが、
渡された詩は一つも使われずに、
自分の詩に書き換えて完成させたという話。
めちゃくちゃアーティストだなと思いました笑
ニュアンスを陽水さんの内側を通して変換して伝えたのだと思います。
そういう枠を外れた自由な感じがより刺さりました。
僕もそういうどこか適当でどこか真剣な人間になりたいなと
思いました。
最後によく聞く曲を紹介します。
夏前ですが、
玉置浩二さんとのデュエットの
夏の終わりのハーモニー。
優しくて、せつない、そんな歌です。
ではでは〜。
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