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子どもがネットでさらされている?高齢者も本当に理解して出ている?

こんばんは。今日は、ちょっとした疑問を真面目に記してみたいと思います。

YouTube

3~4年前くらいからでしょうか。男の子のお母さんが子供の成長記録をyoutubeでアップしてました。とても可愛く賢い子。
弟が生まれ、更にまた弟が生まれ、時々お父さんも登場し、育児の楽しさだけではなく大変さや生活の様子を発信していて、見ていて共感したり癒されたりしました。

が、一つ疑問が。

お母さん(本人)だけが顔出しNGでモザイクがかかっているのです。
お父さんは「いいよ」と言ったのかもしれません。
でも、子どもたちは「許可」できる年齢ではなく、それは親権者が良いと言えば良いものなのでしょうか?名前も動画の中で話しているので丸わかり。

なぜ自分だけモザイクで子どもたちは晒すのか。

そして、最近、ご夫婦は離婚されました。そんな状況も子どもたちの知り合いや顔見知りの人全てに知れ渡ってしまっています。
まだ幼い子どもたちはしっかりと理解できない年齢。動画を見ている3万人の方が知っています。

instagram

起立性調節障害で不登校の母子を助けたい、と発信しているお薬屋さん。

息子さんが過去に起立性調節障害で不登校だったとか。
息子さん自身は既に成人ですし、自分の意思でコラボ生配信などして過去の話をされていましたのでそれは良いと思います。

しかし、時々話に出てくる元夫のこと。
モラハラだったとか、今は一人で暮らしていて「ざまあみろ」とか、「元夫は見てないから言えるけど」と大笑いしてました。子どもさんから見ると嫌な気持ちにならないのか心配です。

お薬屋さん本人は名前も顔も出していますし小さな町で暮らされていますから、それこそたくさんの元夫の友人知人、親戚にも知れ渡るかもしれません。
夫ではなく元夫は赤の他人です。

お母さん向けの投稿なので薬屋さんのフォロアーはほぼ女性であることも助長する要因かもしれませんが、仲間内のチャットでのやり取りが外に漏れたような嫌な気分でした。

amebaブログ

自営業のエステサロンの方のブログ。

こちらも小さな町の小さなお店ですが、仕事の話だけではなく、小中学生の子どものことを事細かく書いています。
写真もモザイクなしでガンガン載せてます。

そういう営業戦略なのかもしれませんが、子どもをダシに使っているようで心配です。
写真も、子どもの「許可」なく載せていいものなのでしょうか。

西原理恵子さんの娘さんが、自分の個人情報を漫画にして出版されたことがとても嫌で何度もやめてと言ったのにやめてくれなかったと告白していました。

子どもの個人情報を「書く・描く・載せる」行為は虐待なのかという議論にもなっています。

YouTube

最近、高齢者のSNS運用も増えていますが、中にはお孫さんが投稿しているケースや、明らかに認知症と診断を受けている方がモザイクなしで出ているケースも見られます。

ご本人が、インターネットやSNSのことをどれだけ理解されているのか疑問です。まさか全世界に配信され誰もが保存でき再配布できる(違法だけど)とは思ってないのでは。5万人も見ていると言っても意味が分からないのでは。

「認知症の診断を受けていない」という括りできちんと意思確認をし運営しているチャンネルはありますが、家族の場合はどうなんだろうかと心配です。

自分が認知症だったら晒してほしくないと感じます。

個人情報保護

誰もが気軽に配信できる世の中で、それが当たり前になっているとしても、自分ではない他人(子どもや家族や親しい友人)を晒していいとは思えません。

子どもは自分の持ちものではないし、意思決定ができない人やネットに疎い人の人権や個人情報をもっと大切にしないとならないのではと感じました。

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