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親戚のおじいちゃん、旅立つ

親戚のおじいちゃんが天寿を全うして、旅立った。
お通夜に参列した。

年明けにしては、今年は結構ハードモードだ。地震、喪中、雪・寒さ。。

お経ってすごい!

お寺様にお経を上げてもらった。初めは「あぁ、読経が始まったな」って感じ。でも、やはり、和尚様がたの持つ雰囲気、厳かな空気感で、あの世とこの世をつなぐ働きができるんだなーと感じた。
音楽的にも、ヒーリング作用のような、淡々と、でも抑揚があり、ステキでだった。

私はしくしくと泣く

途中から、故人の優しかった姿がありありと思い出されて涙が流れた。
ハンカチ、ティッシュを使って音を立てずにしくしく。
周りを見てもこんなに泣いている人がいなさそう。故人の親族の方々は気丈に振る舞っているのか、泣いていない。。
ただ、涙はそう簡単に引けるものではない。。私は感性が豊かだということにしておこう。

説法を聞いて

よくしてもらった人が亡くなるのは、哀しい。
やっぱり哀しい。
お寺様が説法をしてくれた。
宗教の宗はむねと読む。
人の体のむね、と同じ音。むねは一番大事な所。要となる所。
教とは教わること。今ここに集った人たちとの縁を大切にして、この機会から教わること。(何も本をよく読むとか、勉強する、学問をすることだけが教わることではない。)
宗教とは生きている人のためにあること。

という所が心に残った。

三途の川の 途は本来は塗るという字。
・血の流れる(争い) ・鬼(怒り) ・欲(欲望) 〈心のメモ〉

「畜生、あいつ許せない」
欲で塗る、、、「まだ足りない、もっと」となっていないか?
自分を律し、目標を持っているか?

「正々堂々と生きているのか?」「悔いのないように日々を送っているか?」
を一つ一つの言葉で訥々と問い直されて、自分の心を見直す時間になった。

お寺様の読経で故人が浄土へゆっくりと旅立っていけたように思う。
「おじいちゃんありがとう、そして正々堂々と、時々自分を見つめ直してシャンと生きていきます。」

そんな気持ちになりました。ありがとうございました。

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