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第2章 ヘアレスキャットの健康的な暮らしのつくりかた


1.住空間

居住空間を清潔・安全に保つ 

 ヘアレスキャットには毛がないため、周囲に尖ったモノや危険なモノなどがあれば、その影響を皮膚に直接受けます。全身を覆う薄くやわらかな産毛は、皮膚を強い刺激からは守ってくれません。

 我が家の「ぐら」を見ていると、一度皮膚にダメージを負うと治りづらいような気がします。猫特有のざらざらした舌で舐めたり爪で掻いたりすると、傷の上にさらに傷をつくることになってしまうからです。

 毛があれば皮膚を直接傷つけることはなくても、毛がない分、自らの行動で刺激を与えてしまうことになります。

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スフィンクスやバンビーノなどのヘアレスキャットを知りたい方向けの本です。ヘアレスキャットの魅力を伝えることを主目的とし、基礎知識や押さえて…

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