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「あなたを大事にしたい」について、私なりに考えてみた

「大事にしたいし、大事にしてほしい」。親密な関係の相手に対し、そう願う人は多いと思う。

では「大事にする」ってどういうことなんだろう。未熟な34.5歳なりに考えて、言語化する機会があったので、ここにまとめてみたい。

パートナーシップにおいて相手を大事にするとは、「単に、丁寧に扱う」わけではなくて、ふたりが幸福を感じる瞬間を増やしていくためのアクションだと、現時点(2020年11月時点)では考えている。

とてつもなく広い世界の中で、せっかく縁あって出会って、お互いをスペシャルな相手だと思っているのなら、ふたりでいることでさらに幸せを手に入れよう、という感覚。

ひとりでいても幸せだし楽しい。でも、ふたりでいたらひとりのときとは別種の幸せができた。結果的に、幸せの総量増えた! へへへ。みたいな感じ。

「大事にする」を自分なりに分解してみた

あまり細かすぎてもあれなので、大きく3つに分解している(ここに書いたのは、あくまで私ひとりの考えに過ぎません。人によっていろいろな「大事にする」があると思います)。

・尊重する

相手が存在しているのを尊いことだと受け止める。相手が今日も元気に生きているのは“当たり前”ではないのだと。普段と違うところへ行く場合、相手の無事を祈るくらいに、また会えるのが当然だなんて思わない。

「否定しない」も含む。否定する内容にもよるけれど、否定されることが続くとネガティブな感情が増す。だから原則、否定はしない。どうしても否定が必要な場合は、人格を否定する言い回しにしないように注意する。

押し付けない。勝手に良かれと思って、行動に移さない。相手の流儀は相手の歴史。だから無理に変えようとしない。

・伝えることを惜しまない

いいなと思ったら褒めるし、相手の言動を不愉快・やめておくれと感じたら怒りや悲しみの感情を伝えて説明する。溜め込まない。自分に素直になる。自分の気持ちに蓋をしない。基本的にはその場で伝える。

「わかってくれているだろう」「伝わっているだろう」は慢心。期待したほどに、相手には伝わっていない。だから言葉を尽くすのをサボらない。

・愛情表現する

言葉にするのはもちろんだけれど、身体を通しても愛情を伝える。たとえば、日常的に触れる。ハグする。時に、それは言葉以上に伝わりやすいことがある。

「あなたは特別な存在なのだ」「大事だよ」と表現することで、安心感を抱かせることができる。そうすれば、連絡をまめに取りすぎなくても、会っていないときでも、相手に不安を感じさせない。駆け引きなんていらない。

しくじりを糧にする

大人になってから、恋愛・結婚に関するパートナーシップにおいて、数々のしくじりをしてきた自覚がある。

それらをすべてではなくても、ある程度咀嚼して、しくじりの中から反省点を抽出できていると思う。

「次」の機会でそれを実践すればいい。人生は実験の現場、みたいなもの。人生で実験するんだ、と軽々しい気持ちで言っているわけではなくて、実験しながらより良い方法をリアルタイムで探っていきたいだけ。

生きる目的なんて、結局は自分を幸せにすること、自分を幸せな状態でいさせることだし。自分が幸せであれば、他者のことも幸せにしやすくなる。

自分とパートナーシップを組む相手にも、もともと豊かなその人の人生を、私といることでより豊かにしてほしいと思うから。そんなふうに考えている。

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