2020年8月、新作映画を9本観ました。レビューとさらに一言。

8月も7月に続き、新作映画をたくさん観ました。どれも観てよかったと思える、いい作品たち。観たい作品がありすぎました。Filmarksに綴ったレビュー・感想リンク+一言コメントを付けて振り返ります。直近で観た順に並べています。

1.『ポルトガル、夏の終わり』

とにかくおしゃれな映画なのです。「この世のエデン」なんて呼ばれるらしい、ポルトガルの世界遺産の町、シントラが舞台。海外に行けない今、旅行が趣味の私はウズウズして、こういう洋画を観てトリップしている感覚を味わいたいのだと思います。

2.『糸』

泣かずにはいられません。小松菜奈さん、いい俳優だなあと思います。食べながら泣く女性を演じる小松さんの姿に見入ってしまいました。改めて、自宅で『糸』を聴きまくっています。

3.『はりぼて』

富山のローカルテレビ局「チューリップテレビ」が製作した作品。根っからの極悪人って実は存在しなくて、人の狡さが少しずつ積み重なって、「他の人もやってるんだから」「ちょっとくらいいいだろう」という自分を安心させるための決まり文句が、人を「悪いこと」に駆り立てるのかもしれない。

4.『鬼手』

生きるのってしんどい。「自分、なんのために生きてるんかな。生きるのやめたいわ」。1-2カ月に一度は鬱っぽくなって、こんなふうに思う。自分が世に存在する意味を考えるんですよ。死ぬのは簡単ではないから、生きるしかないんだけど。なるべくこの世を「遊び場」にして、生を全うしたいよなあとは考えている。

5.『ボヤンシー 眼差しの向こうに』

アップリンクで上映される作品、観たいものが多い。ただ、渋谷自体うちから微妙に遠い(さらに渋谷駅からもけっこう歩く)から、あまり行かない。ただ、この作品は知ってからどうしても観たかった。世の中、知らなくてもいいことは多々あるけれど、これは知ったほうがいいことのひとつ、とも言えるテーマだ。

6.『最も普通の恋愛』

純粋な恋愛映画って、あまり興味ないんだけど、韓国の視聴率女王、コン・ヒョジンさんを見たくてな。可愛いけど、量産型の顔ではなくて、個性が素敵さとして現れている人。タイトル『面倒くさい大人たちの恋愛』とかでよかったのでは? と思わなくもない。年齢を重ねるにつれて、恋愛に対して臆病になり、面倒な感じになってしまうのは、たくさん傷ついてきた分、もう傷つくのはごめんだ、という感情があるせいだからかな。

7.『悲しき天使』

初日、初回上映で観に行ったら、多分女優さんがいた。関係者の人たちも観ていた。客席は1席ずつ空いているけれど、それでも満席。賑わっていたなあ。

8.『コンフィデンスマンJP プリンセス編』

本作に出演する俳優数人に、プライベートな事件があったこと、コロナの影響も相まって、遅れに遅れて公開された作品。故・三浦春馬さんも本作に登場している。長澤まさみさんを観たくて劇場へ行った。長く観ていたい俳優のひとり。『マザー』とはまったく異なる役柄を生きていた。

9.『パブリック 図書館の奇跡』

エミリオ・エステベス監督が主演も果たしている作品。「公共」が果たす役割とは、メディアの報道姿勢とは、など、いくつものテーマが織り込まれている。自分なりの正義を貫くカッコよさを感じさせてくれる。

9月も映画な日々を

10年くらい前かな、昔は本編前に投影される「予告編」が鬱陶しいと思っていました。でも、今はむしろ予告編を真剣に観ています。予告編は次に観る作品をチェックできる重要な場。8月に観た作品の多くも、予告編で知ったものたちです。9月もたくさんの新作映画にふれて、2時間のショートトリップを何度も楽しみたいです。

観た映画は2020年夏から、Filmarksで管理しています。


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