池田園子

株式会社プレスラボCOO/編集者、ときどきライター。日常を楽しむメディア「SAVOR …

池田園子

株式会社プレスラボCOO/編集者、ときどきライター。日常を楽しむメディア「SAVOR LIFE」運営。https://savordailylife.com/

マガジン

  • ヘアレスキャットと暮らしたい

    スフィンクスやバンビーノなどのヘアレスキャットを知りたい方向けの本です。ヘアレスキャットの魅力を伝えることを主目的とし、基礎知識や押さえておきたい情報を網羅的にまとめています。

  • 気になるnoteたち

    気になるnoteたちを集めたもの

  • 書くこと

  • 恋とか愛とかその類のもの

    恋とか愛とかその類のものに関するnoteを集めました。

  • 経営関係

記事一覧

固定された記事

池田園子と申します

福岡で暮らすようになって3ヶ月。その間、リアル・SNSともにいろいろな出会いがありました。これだけたくさんの人がいるなか、一つひとつの出会いはとてもありがたい縁です…

池田園子
1年前
107

おわりに

 本書を最後までお読みいただき、ありがとうございました。  私もキャットオーナーとして、まだまだ勉強中の身ではありますが、監修を務めていただいたガイア動物病院の…

池田園子
1日前
7

第5章 Sono×Taro「ぐらが加わった3人の暮らしを振り返る」対談

 我が家の「ぐら」の共同オーナーである筆者(Sono)とパートナーのTaroとの対談をお届けします。  ぐらを迎え入れた日は2024年2月10日、対談収録日は3月24日で、あま…

池田園子
1日前
6

第4章 アンケートで見る、ヘアレスキャットとの暮らしのリアル

 ここまで読んで、「ヘアレスキャットと暮らしている人の声を聞きたい!」と思った方も多いのではないでしょうか。  ここでは5名のキャットオーナーさんたちに協力いた…

池田園子
1日前
3

第3章 もっと知りたい! ヘアレスキャットQA

 ヘアレスキャットと暮らしたい方向けに、さらに気になることをまとめました。 食事で気をつけることは? 栄養バランスのとれたキャットフード、中でも「総合栄養食」…

池田園子
1日前
2

第2章 ヘアレスキャットの健康的な暮らしのつくりかた

1.住空間居住空間を清潔・安全に保つ  ヘアレスキャットには毛がないため、周囲に尖ったモノや危険なモノなどがあれば、その影響を皮膚に直接受けます。全身を覆う薄…

池田園子
1日前
3

第1章 ヘアレスキャットの基礎知識

ヘアレスキャットの歴史 ヘアレスキャットの歴史は比較的浅く、1966年に毛のない猫を発見したことが始まりです。  その猫の血統は途絶えましたが、1978年にカナダ・ト…

池田園子
1日前
2

はじめに

 「不思議な見た目だなあ」というのが、今一緒に暮らしている我が家の「ぐら」(バンビーノ・雄)の写真を見た第一印象でした。  初見では、猫を見て一般的に抱く「か…

池田園子
1日前
3

福岡から大阪へ引っ越します。実験しながら生きていく

こんにちは。8ヶ月ぶりのnoteです。 初期に始めたせいか、フォロワーさんは結構いてくれて、いまだに過去記事も読まれていて、ありがたいことだなと思いますが、今noteは…

池田園子
4か月前
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自転車を借りる暮らし(ボツ原稿)

 あってもいいけれど、なくてもまったく問題はない。自分にとってそう言い切れるもののひとつに自転車がある。何年も自転車を持っていなかったのだけれど、友人の影響で33…

池田園子
1年前
23

体重計に乗らない代わりに

 初めて行った病院で体重計に乗っている間、硬く目を閉じて、顔を右側に捻っていた。看護師は気づいただろうか。私の「数字を見たくない、知りたくない」が行きすぎた対応…

池田園子
1年前
26

唯一無二の人。

ふたり笑顔で何かを話していたとき、「(あなたが)この世で一番大事だよ」とパートナーに言った。事実、この人より大事だと思う人は、地球を含む宇宙空間にいない。 彼は…

池田園子
1年前
62

かっこつけない人こそ、かっこいい。

「小金持ちで、気前のいい男性」が、かつての自分の「好きなタイプ」だった。 今、36歳。恥を忍んで言うと、離婚した29歳くらいまで、その考えだった。 整理してみると、…

池田園子
1年前
63

「できない」は認められ、「しない」は許されない社会。

「できない」んじゃなくて、「しない」。私は自分自身について正確に伝えたい。けれど、それだと権利を勝ち取れないから、いやな気持ちになりながらも、不正確に伝えていま…

池田園子
1年前
13

擁護はしないけれど、それは自然な展開にすぎない-不倫考-

「必要悪、ってなんなん」 そんな感じで、必要悪という言葉に違和感を持ちながら生きてきました。必要な悪。必要なものなら「悪」に分類しなくてもいいのでは? 素直に「…

池田園子
1年前
28

「スケキヨおる」とかるく怖がった彼

「スケキヨおる……(微笑)」 風呂場から出てきたパートナーを振り返ったら言われた言葉です。なにかにつけて昭和っぽいたとえで表現してくるのがツボで、私は白いシート…

池田園子
1年前
20
固定された記事

池田園子と申します

福岡で暮らすようになって3ヶ月。その間、リアル・SNSともにいろいろな出会いがありました。これだけたくさんの人がいるなか、一つひとつの出会いはとてもありがたい縁です。 ただ、特にイベントや飲み会で出会う場合、一人ひとりと深く話せる時間は限られていますし、そこで会話した全員と1対1で食事に行って、たっぷり話すのは物理的に難しくもあります。 そこで、自己紹介(最新版)をnoteに書いておいて、後でこのURLを共有すれば自分がどんな人か知ってもらえるだろうし、共通項を見出しても

おわりに

 本書を最後までお読みいただき、ありがとうございました。  私もキャットオーナーとして、まだまだ勉強中の身ではありますが、監修を務めていただいたガイア動物病院の松田唯院長、原稿を確認いただいたブリーダーのニナさん、さまざまな情報をくれた周囲の猫先輩たち、各種参考文献にお世話になりながら、この本を書き上げることができました。  ヘアレスキャットに興味のある方にとって、気軽に手に取れるライトな参考書のような存在になっていればうれしいです。  これからも「ぐら」に関する発信を

第5章 Sono×Taro「ぐらが加わった3人の暮らしを振り返る」対談

 我が家の「ぐら」の共同オーナーである筆者(Sono)とパートナーのTaroとの対談をお届けします。  ぐらを迎え入れた日は2024年2月10日、対談収録日は3月24日で、あまり月日は経っていませんが、それでも濃い日々を過ごしてきたことは確か。  ぐらの心身の健やかさを管理するために付けている「ぐら坊記録」や、それぞれがWebにアップした文章も引用しながら、ぐらとのはじめの日々を振り返りつつ、幸せな日常について語ります。 ぐらに一目惚れした日のことSono:ぐらがうち

第4章 アンケートで見る、ヘアレスキャットとの暮らしのリアル

 ここまで読んで、「ヘアレスキャットと暮らしている人の声を聞きたい!」と思った方も多いのではないでしょうか。  ここでは5名のキャットオーナーさんたちに協力いただき、ヘアレスキャットを迎え入れた理由や現在の暮らし、彼らの魅力、大変なことなどを伺いました。  これからヘアレスキャットとの暮らしを始めたい方は参考にしてみてください。 ※写真はすべて各オーナーさんのご提供です。ヘアレスキャットの年齢はすべて取材当時のものです。

第3章 もっと知りたい! ヘアレスキャットQA

 ヘアレスキャットと暮らしたい方向けに、さらに気になることをまとめました。 食事で気をつけることは? 栄養バランスのとれたキャットフード、中でも「総合栄養食」を主食として選ぶのが望ましいです。年齢や悩み・症状に対応した、その猫にとって適切なフードを選んでください。  通称「カリカリ」のドライフードが良いか、水分と栄養を両方与えられるウエットフードが良いか、有識者によって意見は異なりますが、どちらにもメリット・デメリットがあります。

第2章 ヘアレスキャットの健康的な暮らしのつくりかた

1.住空間居住空間を清潔・安全に保つ  ヘアレスキャットには毛がないため、周囲に尖ったモノや危険なモノなどがあれば、その影響を皮膚に直接受けます。全身を覆う薄くやわらかな産毛は、皮膚を強い刺激からは守ってくれません。  我が家の「ぐら」を見ていると、一度皮膚にダメージを負うと治りづらいような気がします。猫特有のざらざらした舌で舐めたり爪で掻いたりすると、傷の上にさらに傷をつくることになってしまうからです。  毛があれば皮膚を直接傷つけることはなくても、毛がない分、自

第1章 ヘアレスキャットの基礎知識

ヘアレスキャットの歴史 ヘアレスキャットの歴史は比較的浅く、1966年に毛のない猫を発見したことが始まりです。  その猫の血統は途絶えましたが、1978年にカナダ・トロントで長毛の母猫から無毛の子猫が突然変異種として生まれました。  うち2匹が欧米に輸出され、デボンレックス(イギリスに起源を持つ短毛の猫種)と交配されて、無毛の子猫が誕生。その子がヘアレスキャットの代表格ともいえる「スフィンクス」の原型となったのです。

はじめに

 「不思議な見た目だなあ」というのが、今一緒に暮らしている我が家の「ぐら」(バンビーノ・雄)の写真を見た第一印象でした。  初見では、猫を見て一般的に抱く「かわいい」という感想はなく、「宇宙人っぽい」と感じたことを覚えています。  私とパートナーのTaroがヘアレスキャットに辿り着き、ぐらを迎え入れることになったのは、いくつもの偶然の積み重ねでした。  当初、Taroは短毛の犬種を探していました。日中は仕事で家を留守にすること、まめに掃除するのが難しいことから、毛

福岡から大阪へ引っ越します。実験しながら生きていく

こんにちは。8ヶ月ぶりのnoteです。 初期に始めたせいか、フォロワーさんは結構いてくれて、いまだに過去記事も読まれていて、ありがたいことだなと思いますが、今noteは読む専な私。 ここ数日ハマっている、個人の書き手さんのnoteはこちらです。 noteのフォロワーさんとは、とても久しぶりなので、報告をふたつさせてください。 ひとつ目は、2023年5月、自身のメディアを作ったことです。今はそこで毎日記事を公開しています。文字通り、1日も欠かさず。 飽きっぽい人間の代

自転車を借りる暮らし(ボツ原稿)

 あってもいいけれど、なくてもまったく問題はない。自分にとってそう言い切れるもののひとつに自転車がある。何年も自転車を持っていなかったのだけれど、友人の影響で33歳くらいの頃にクロスバイクを買った。それまでシティサイクルにしか乗ったことがなく、しかもそれすら数年乗っていない。  だから最初は足がつかないくらいの高いサドル・前傾姿勢での運転が怖くて、慣れるまでに一定期間を要した。自転車の車輪を外す練習をした幼少期を思い出すくらい、緊張感のある練習を家の前の道路で繰り返したのを覚

体重計に乗らない代わりに

 初めて行った病院で体重計に乗っている間、硬く目を閉じて、顔を右側に捻っていた。看護師は気づいただろうか。私の「数字を見たくない、知りたくない」が行きすぎた対応に。半年ほど前に初診で行った産婦人科で「体重を測ります」と言われて、妊娠・出産関連で来院したわけではないのに、一体なぜ? と思うと同時に引き返したくなったけれど、30分以上待ったし薬が欲しいんだよなと思い直し、「体重なんて私の診察には関係ありませんよね?」「どうしても測らないといけませんか?」などと聞きたくなるのを堪え

唯一無二の人。

ふたり笑顔で何かを話していたとき、「(あなたが)この世で一番大事だよ」とパートナーに言った。事実、この人より大事だと思う人は、地球を含む宇宙空間にいない。 彼は彼で私のことを「やっと出会えた人」「大好き」「大事ちゃん」などと言う。これに対する返報性の原理がはたらいているわけではなく、私も純粋に彼のことが大事でたまらない。 人との交流が多い生活を送る中で、素敵な人というのは存在する。私の心をふわっとくすぐってくる人の魅力に触れるのは楽しい。 ただ、それはそれで別枠。社交を

かっこつけない人こそ、かっこいい。

「小金持ちで、気前のいい男性」が、かつての自分の「好きなタイプ」だった。 今、36歳。恥を忍んで言うと、離婚した29歳くらいまで、その考えだった。 整理してみると、離婚するまでにお付き合いした彼は5人いて、うち3人が中小企業経営者(いかに中小企業の数が多いか、ということでもある)。ビジネスの才があり、それなりにお金を持っている人たち。 同い年の彼を除き、ひとまわり以上年上の彼もいたから(当時の私にとっては)「こんなに大胆にお金を使ってくれるんだ」とうれしかったのを覚えてい

「できない」は認められ、「しない」は許されない社会。

「できない」んじゃなくて、「しない」。私は自分自身について正確に伝えたい。けれど、それだと権利を勝ち取れないから、いやな気持ちになりながらも、不正確に伝えています。「しない」を「できない」と言うときは、屈辱を覚えます。 「そんな大袈裟な」と呆れる見方をする方もいるかもしれませんが、長引くコロナ騒動下でこういう「自分に嘘を吐かないといけない対応」を重ねていれば、病む瞬間もありますよ。正直に生きたいのに、それが叶わないシーンがあるのだから。 noteやTwitterにもたびた

擁護はしないけれど、それは自然な展開にすぎない-不倫考-

「必要悪、ってなんなん」 そんな感じで、必要悪という言葉に違和感を持ちながら生きてきました。必要な悪。必要なものなら「悪」に分類しなくてもいいのでは? 素直に「必要」とすればいいのでは? とひねくれた考えをしてしまうのです。 先日『不倫と正義』(中野信子、三浦瑠麗)を読み終えました。2022年4月に刊行された新書で積読状態にありましたが、“気分”で手に取って、3〜4時間の移動中にするすると。 など、興味深い情報や思考に多々触れることができ、著者おふたりの私見も多分に含ま

「スケキヨおる」とかるく怖がった彼

「スケキヨおる……(微笑)」 風呂場から出てきたパートナーを振り返ったら言われた言葉です。なにかにつけて昭和っぽいたとえで表現してくるのがツボで、私は白いシートマスクをしたままゲラゲラ笑うのでした。 MEGUMIさんのこの動画を見て、故・佐伯チズ先生の提唱したローションパックを思い出し、シートマスクは特別な日だけではなく、毎朝晩のスキンケアに取り入れよう! と決めて始めた2日目の夜。 「スケキヨおる……(微笑)」とかるく怖がられたのでした。 彼といる時間、私は自然体で