タカノユウ

MANGA作家です。 人生すべてが「自己啓発活動」です。瞬間瞬間をニルヴァーナに。これはその記録です。 https://その日の天使.com

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MANGA作家です。 人生すべてが「自己啓発活動」です。瞬間瞬間をニルヴァーナに。これはその記録です。 https://その日の天使.com

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物語を語るのが「まんが家」だと思う。つまりそれは、どれだけ「イタコ」でいられるか、ということなんです。

また3月がやってきました。 コロナウィルスのおかげで、デマに踊らされた消費者がトイレットペパーを買い占めに走る画像が流れる昨今。政府によって真実は隠され、ただ我慢しろと言わんばかりのその無策ぶりも明らかになると、未来が見えない「あの時」みたいだと思ってしまいます。3.11。東日本大震災。 そして、思い出すのです。東北からきた破天荒な女の子が語った物語を。インタビューのために費やした酒代で私はほとんど破産寸前になりましたが。私は上手く、メディウム(媒介するもの)になれたでし

    • 人間らしく生きらるためには。

      人が人らしく生きるには、「土」がなければ。 私は、「土」がないところには暮らせないです。 都市と田舎との違いは何かというと、「土」の有無、だと個人的には思っています。林でも畑でも原っぱでも海岸でも、「土」があらわになっている場所がどれくらあるのか。 都会生活で人が病むのは土が封印されちゃってるからじゃないかなんて私は思っています。サプリメントを摂取しつつスポーツクラブで汗を流すような都会人の「健康」はなんだか「いびつ」に見えてしまう。 なにもない道北には「土とスペース」が

      • 阿鼻叫喚の光景が見えたとき、もうここには住めないと思った。

        都内で警備の仕事をしていたことがあります。 電気や電話などの工事車が作業をする間私たちは交通に齟齬が起きないように交通誘導するわけです。 渋谷区、品川区、新宿区、荒川区、練馬区。 丸一日。あるいはそれ以上、私たちはその場所でそこに住み行き来する人々の生態を定点観測することになります。 工事に毒づきながら自転車を走らせる女性。 夢遊病のように歩く若者。ホームレス。 町の素顔を私たちは見ることになるのです。 そんなある日、私は渋谷区の現場である幻視をしてしまいます。 それは、大

        • フリー・パレスチナ

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        物語を語るのが「まんが家」だと思う。つまりそれは、どれだけ「イタコ」でいられるか、ということなんです。

          失敗しない道北移住 その5

          「ハッピーな〈移住ライフ〉送ってます~。」 どこで聞いたんだっけ。 誰かがそう言いながらある集まりに現れました。 「移住ライフ」って何ですか?そんなのどこにあるんでしよう? ただ、人生があるだけじゃないですか?? 人生は変わらない。ただ濃厚になる。 住む場所を変えれば人生が変わるっていうのは、誤解じゃないですかねえ。 変わったように見えるかもしれないけど実は何も変わらない。 ただ、「移住」に関わるさまざまな選択の連続で人生が良くも悪くも凝縮して濃厚になる。 だから「問

          失敗しない道北移住 その5

          失敗しない道北移住 その4

          道北はけっして楽園ではありません。 (誰もそんなこと思ってないか。w) 生活費がかからないといっても、安いのは収入の多くない人が入居できる公営住宅家賃のみで(民間賃貸だとそんなに安くないです。一人暮らし用の部屋の家賃は首都圏周辺と変わらない。物件が少ないせいでしょうね。)光熱費はそれなりに覚悟が必要だし、仕事にありつけたとしても賃金や時給は高くありません。 住居のある地区の町会費みたいなものの徴収もあります。 ゴミ置き場の管理、街灯の管理、お年寄りイベントの費用、神社への

          失敗しない道北移住 その4

          失敗しない道北移住 その3

          移住のトライアルのひとつとして広く知られているのが「地域おこし協力隊」に応募する方法です。ミッションを終えたらその土地に腰を据えることもできます。去るのも自由。 今日、地域おこし協力隊の青年がひとり町を離れたと聞きました。 彼の夢は叶ったのでしょうか。 夢は持って行くな。 憧れるなかれ。 余計なお金を持っているとあまりの安さと助成金に目がくらんで家を買ってしまい、その後何かの問題が発生した場合、移転したくても移転できなくなる場合があるという話をその2でしました。 (あ、

          失敗しない道北移住 その3

          失敗しない道北移住 その2

          気になる自治体があるなら、まずその土地を知るために公営住宅に申し込んでみるのが一番良いかと思います。ただ、収入制限があるので(高すぎると入れません)要注意。 半年から一年、暮らしてみて地元の人との人間関係を築けるようになればしめたものです。問題はその間の生活費をどうするのか、ですよね。 私は、借金して道北に来ました。仕事をみつけてから、なんて考えていたら永遠に動けなかったと思います。 今回はお金の話。 金があっても家を買うな。 小金があると目がくらむ こっちじゃ、土地付き

          失敗しない道北移住 その2

          失敗しない道北移住 その1

          道北に移って3年弱。移転先の候補は、高知と鳥取が候補だったんですけど、友人には「私だったら高知にする。北海道はない。」などとはっきりいわれたりしていました。 なんでそんな道北をみんな避けるんでしょう?? なんか道北を誤解してる? にしても現実の道北の暮らしは道外の人には驚くほど伝えられていないにも事実。道北人たちのプロモーション?する内容と道外の人が知りたいことにズレがあるんじゃないかって思うんです。 というわけで、これは私が感じた「聞いてないよ~」を集めたエッセイ集でです。

          失敗しない道北移住 その1

          自己啓発活動、という生き方。

          あなたは何をしたいの? 何度も問いかけられた質問です。 何度も訪れたNYで英会話のレッスンをしてくれていたパティ先生にも言われました。日本を出てアメリカで活動できるだろうか?そんな可能性も探っていた頃でした。 セントラルパークで、MANGA作品を売ったなんていうのもその一環でした。何かのヒントがNYにはあるはず、その思いで結果毎年NYを訪ねることになりました。しんどい旅でした。 だって自分が何を探しているのかわからないのですから。 ゴールは問題じゃない。 最後のNY旅

          自己啓発活動、という生き方。

          生きるためにはシステムに取り込まれないこと。

          震災後に開かれた高校の同窓会につい参加してしまいました。普通だったら無視するのだけれど「ここで会って行かないと永遠に会えないだろう」という思いまして。。(会えないなら会えないでそれでよかったのだけどね) そこで何を見たかって? 自分の人生がこんななのは親のせいだ、といってはばからない50過ぎたアダルトチルドレンたちだったのです。 システムの中で頑張ってもなんか気持ちの悪いことにしかならなさそうだと思った。 彼らは、「良い子」だったんだと思います。 素直に、大学→就職→結婚

          生きるためにはシステムに取り込まれないこと。

          「これには意味がある」は未来へのスイッチ。

          なんか知らんけどいつも無謀なことに飛び込んでいる気がします。 商業誌の仕事の依頼を受けなくなった時もそうだし、生きるためのヒントがあるはずとNYに毎年ひとりで出かけたときも、あ、船舶免許取りに行ったりなんてこともあった(冷や汗)・・・。 北海道に引っ越したのだって無謀っちゃ無謀です。 借金して来たからねぇ・・・。 ヤバいかもって思っても自分を信じるしかない 一面に広がるオオイタドリだけじゃなくて川沿いのクマザサが凄い面積を占めているってのがわかった時は、さすがに気が遠く

          「これには意味がある」は未来へのスイッチ。

          北海道で何かするっていったら、そりゃ「開拓」だろう。

          道北に来て2年半。 2度ほど戸建てに住めるかもという機会があったのですが、結局さまざまな理由で見送らざるを得ませんでした。でも、なぜかどこかでホッとしている自分がいたりするんですよね。 いったい私は本当に家が欲しいんだろうか?? いや、そもそも本当に欲しいのは何なんだ? なんで畑じゃなくて荒れ地? 「いままで思ってもいなことをなぜか自分が語っている」という経験、あなたにはありませんか? 2度目の家と庭を諦めたとき、それでも公営住宅だけの生活に戻るのが嫌で遊んでいる土地を

          北海道で何かするっていったら、そりゃ「開拓」だろう。

          【プロローグ】「それ」に会ったことによって自分の組成が変わってしまう。人生が変わってしまう。そんな出会いの記録。

          自分の欠片を探す旅、それが人生かもしれない。 正気を保つのに役に立つこと 首都圏を捨て道北に移住してきて一年になります。 掛けていた年金保険を担保にお金を借りての移住でした。大きく人生が動いて生活を整えるので精いっぱいの一年がすぎると、ちょっとした凪がやってきました。 手ごたえがなくてどこか平坦な日々。 生きている実感が薄れたんですね。まるで、大海に出たものの風もなく潮も見えずなすすべもない凪の船のようでした。 風待ち・潮待ちしているときは、焦って無駄なことをしがちです

          【プロローグ】「それ」に会ったことによって自分の組成が変わってしまう。人生が変わってしまう。そんな出会いの記録。

          買わなくていいじゃん!

          菜園を始めて5か月。「野菜を買わなくていい生活」が目標になりました。そしたら、買わなくてよいのは野菜ばかりじゃないことに気づきました。つまりは「貨幣経済」と距離を取ろうという方向です。 ■マヨネーズ!ケチャップ!! 卵使わないマヨネーズがスーパーで見つからなかったのをきっかけに、ググって豆乳でマヨネーズ作れるってわかったし、ツイッターで知り合った方から教えてもらった「農家が教える 野菜の収穫・保存・料理」みたら、ケチャップも作れるのがわかった!! な~~んで、買うしかな

          買わなくていいじゃん!

          冷凍野菜より干し野菜だってばさ

          コロナ禍をすごすために、食料の備蓄が必要となった時、野菜をどう確保するかは大事な問題でした。生野菜というものが全く手に入らなくなるわけでビタミンの不足が懸念されます。保存野菜というとオーソドックスなのは、まず缶詰。これ基本。でも缶詰ではトマトや豆は確保できますが、葉ものが手に入らない、というわけで、自宅菜園からの収穫まで冷凍の野菜を入手することにしました。いままで食感が気になって使わずにいたのですがこのさい仕方ない。冷凍ニラ・冷凍ほうれんそう・冷凍刻みネギ。冷凍庫満タン。これ

          冷凍野菜より干し野菜だってばさ