幸福が不幸

新生活が始まって、3ヶ月が経とうとしている。僕は中学の時、転校を経験して、周りの人間と上手く関わっていけず、この世界にはつまらない人間しかいないという固定概念があった。そんな辛い中、受験勉強に打ち込み、第一志望の学校に合格。でも、その固定概念のせいで、環境が変わってもどうせつまらない人生だろと、思い込んでいた。そして、新生活に対するハードルが超絶低い中、新生活がスタート。行ってみたら、この僕が他の人間と話が合うというきっかけで、色んな人と友達になり、しかも気づいたら僕はこの生活をとても楽しんでいた。そして大好きな友達に囲まれながら今に至る。

今日、友達と勉強したり、映画を観たりして、とても充実した一日を過ごした。映画を観終わったあと、もう少しで解散するという時に、友達が
「今日は映画観てとっても楽しかったのに、今日俺ら映画観る前にたくさん勉強したんだぜ?完璧な一日じゃん!!」

自分「俺ら幸せかよ」

僕は今この瞬間をとっても幸せに感じていた。だが、僕は急にこんな事が思い浮かんだ。

『こんな幸せの時間もいつかは終わるのか・・・しかもこんなに大好きな友達とも別れる日も来るのか・・・』

僕は今まで楽しくない人生を経験してしまっているせいで、幸せになること怖がっていた。

「幸せになることを怖がるな」みたいな名言を見たことあり、こうゆう事か!!と実感した。確かに人間は不幸を維持するよりも、幸福から不幸になる方がよっぽど辛い。変化が怖いのだ。僕はこのような幸せな状態から不幸な状態になるという変化が怖いのだ。

自分「こんな幸せな日々がいつか終わると考えるととっ    
ても怖いだよねー」

友達「きっと、おめーはまた新しい環境になった時でも、今が1番楽しいって言ってると思うよ」

僕は新生活が始まって良い人間に変わったと思う。僕は新生活が始まり、意外とこの世界って広いんやなぁということに気づき、コミュニケーションも上達し、何事にもポジティブに捉えるようになった。大好きな友達と別れて、新しい仲間に出会った時も、今が最高に楽しいって言える人生が繰り返していけば良いのに。

未来の俺!!今は楽しいかい?

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