成人のインフルエンザが想像より苦しかった（なお自己診断）

2024年3月28日 19:19

小中学校で学級閉鎖になることが多いように、インフルエンザは子供の間で流行しやすい冬の感染症だ。とはいえ子供は元気なもので、熱が下がればピンピンしていることだってある。

しかし歳をとるとそうもいかないらしい。今回は24歳女児（？）の筆者がインフルエンザで苦しんだ話をしていく。
なお、症状からインフルエンザと判断しただけで、病院を受診して検査をしたわけではないことは悪しからず。

症状と経過

前日までは異常がなかったが、午前中に倦怠感を感じ始める。その後、頭痛と腹部の違和感が生じたためロキソニンを服用した。体温は37度強と微熱程度だったため風邪かと思っていた。

夕方に仮眠を取ったが症状はますます悪化し、間欠的な腹痛と38度台の発熱が出現。頭痛もひどくなってきた。

就寝するころには関節痛も出てきて、横になると節々が痛んでなかなか姿勢が定まらない。この時点で、関節痛と熱の高さからインフルエンザだろうと予想した。

夜間何度も目が覚め、トイレと水分補給に向かった。まだ腹痛の原因は謎だったが、タイミング悪く何かに当たったのだろうと思っていた。しかし元来の便秘のためなかなか便は出ず、腹痛の原因は排泄されなかった。

朝になってようやくお腹が動き出し、詰まりが解消された。熱はまだあったが、ロキソニンを飲んでもう1時間寝たところで熱と関節痛は治まった。

ところが「出した」はずのお腹がまだキリキリと痛む。もしかしてウイルス性胃腸炎（ノロウイルスなど）だろうかと思って調べてみた。するとどうやらインフルエンザでも下痢を起こすことがあるらしい。

この日は終日頭痛と腹痛に悩まされ、トイレには20回以上行っただろう。

下痢は健在だが、それ以外の症状はほぼなくなった。ただし2日間の闘病で消耗したらしく、顔色がすこぶる悪い。

お腹の調子が悪い時に固形物はよくないといまさら気が付き、カフェオレやヨーグルトで飢えを凌ぐことにした。昼頃にはキリキリする頻度も減った。

正直、これといった感染ルートは思いつかない。発症前3日間はほぼ人に会っていないし、外出時はマスクを着用している。出先に置いてあるアルコール消毒は毎回使うし、自宅での手洗いもおこなっている。

でもこのところ睡眠不足だったし、易感染状態で飛沫核感染でもしたと考えれば不思議ではない。
インフルエンザは飛沫感染と接触感染が主だが、空気を介した感染も起こるはずだ。そもそも流行の発端になる、不顕性感染を起こしながらウイルスが増えていく段階では、最初の人は空気感染してるだろうからね。

今年の10月頃にインフルエンザワクチンは接種していた。大学の実習に参加する予定もあったから当然ではある。

発熱が1日で済んだのは、ワクチンを接種していたからだと思う。インフルエンザの発熱は3日間ほど続くといわれているが、ワクチン接種により症状が緩和されることが多い。これはコロナウイルスのワクチンでも同じことがいわれていた。

インフルエンザはウイルスの型がたくさんあるため、毎回違う型が流行する。1年に2回学級閉鎖が起こってしまうのもそのせいだ。ワクチンは流行を予測して作られており、毎年接種する必要がある。

インフルエンザは発熱や倦怠感など全身症状のイメージがあるが、B型インフルエンザウイルスでは下痢や嘔吐などの消化器症状を起こすことがあるようだ。

A型に比べてB型の方が発熱が軽度で症状は穏やか、という記載がウェブ上にあったが、下痢や嘔吐も苦しいことには違いないだろうと突っ込みたくなった。

子供の頃にもインフルエンザに罹ったことはあるはずだが、2日くらい発熱したものの割と元気だった記憶がある。特に37度台まで熱が下がると、普通に走り回ってご飯も食べていたくらいだ。

この歳になって罹患してみると、経験のない関節痛や3日間にわたる下痢など思いのほか苦しんだ。ワクチンを打っていてこれである。自身が若き頃の体力を失っていることを痛感した一件となった。

大人の方が免疫機能は確立しており、感染症の罹患リスクは下がる。しかし子供なら乗り越えられる免疫反応でも、大人になると耐えられるだけの体力がないこともある。だってこれを読んでいる大人の衆が、いまでも100m全力疾走できるだろうか？

そういうわけで、日常生活で感染対策をおこなうこと、睡眠や食事の質を維持して健康でいることは大切だと痛感した。あとできれば適度に運動して体力をつけておこう。またリングフィットでもやろうかな。

治まらない下痢と腹痛に耐えかね、Day3の夕方に内科を受診したところインフルエンザの抗原検査でなんと陰性！一体この騒動はなんだったんだ…

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