見出し画像

オリーブの丘をもっとみんなに知ってほしいという話

はじめに

みなさんは”身近なイタリアンレストラン”と聞いて、何処を思い浮かべるだろうか?
恐らく最もメジャーなのは”サイゼリヤ”ではないだろうか。
次点でカプリチョーザ、グラッチェガーデンズなども想像に難くないと思う。

今回はこうした”身近なイタリアンレストランといえば?”の候補のひとつに”オリーブの丘”を今後の人生に加えていただければ幸いである。

オリーブの丘の魅力

手頃なイタリアンメニューの数々

オリーブの丘を語るうえで外せないのがやはり値段とそのバリエーション。
アランチーニ(ライスコロッケ)や各種フリットが恒常メニューとして用意されており、手軽に様々な料理を味わえる。
また、アクアパッツァといったアツアツがウリの料理は鉄製のスキレットで供されるため、最後まで温かく料理をいただけるし、何より目にも楽しいので気分が上がる。
他にもピザやパスタにもレモンを使った料理もあり、イタリアらしさをかなり前面に押し出したメニュー構成となっている。
メニュー自体も月替わりで新作が投入されるため、何度でも楽しめる。

ファミレス飲みの味方

オリーブの丘はアルコールのラインナップにも特徴がある。
グラスワインはもちろん、数種類の中からボトルを注文することができ、価格も1000円台~としている。
ビールはファミレスでは珍しくモレッティを用意している。
上記に挙げた手頃なメニューをつまみながらイタリアビールを流し込める最高の舞台が用意されているのである。

入店~会計までのデジタル化

これは私が訪れた店舗がそうであったため、全店ではないのかもしれないが、後述する今後の展望も含め拡大が予想されるので記載する。
オリーブの丘では入店してすぐ、タッチパネル式の受付カウンターがあるので、そこで人数や席タイプを入力し、空きがあればすぐに座席番号が記載された紙(※)が出され、そのまま勝手に座ることができる。
※この紙は記載されたQRコードで会計に利用される

席に着いたら、注文していくわけだが、メニュー自体は大判の紙製のものが用意されており、各メニューに番号が振られているため、注文時は卓上のタブレットでその番号を入力し注文リストに追加していく仕組みである。
タブレット上のみの操作と異なり、メニューを見ながらゆっくり料理を選べるので、操作のわずらわしさやメニューの見逃しなども防げると思う。

料理は店員さんがサーブするか、運が良ければ配膳ロボットが提供してくれる(機体はガストで利用されているものと恐らく同じ)。
”オー・ソレ・ミオ”を響き渡らせながらやってくるロボットのおかげで、受け取り忘れや席移動時の不意の接触なども防ぐ効果があると考えられる。

会計は席案内時の紙をレジに持っていき、QRコードを読み込ませることでセルフ会計が可能。
店の混雑状況にもよるが、ほとんどの工程が自動化されており非常にスムーズに店舗を利用することが可能となっている。

店内はテーブルやソファ、装飾雑貨といった内装も比較的凝っており、大型モニタには世界ふれあい街歩き系ののどかな映像がエンドレスで流れているため、欧州の雰囲気に浸りながら食事を楽しむことができる。

オリーブの丘を広めたい理由

ここまでの紹介から、オリーブの丘に対する関心が高まっていると思う。
しかしながら、みんなにオリーブの丘を体験してもらうにはいくつかのハードルが存在するのも事実である。
以降はネックになている要素を挙げていきたい。

価格はサイゼに軍配

お手頃価格なのは間違いないが、それでもやはり手軽なイタリアンレストランとしてはサイゼに軍配が上がってしまう。
とはいえ、それぞれに特徴があるのも事実なので、これを機会にオリーブの丘での食事、もっと言うとちょい飲みを楽しんでいただければ幸いである。

店舗に行くのが大変

そもそもこの記事を読んでいるみんなは”オリーブの丘”を知らない方が多数派と思う。
無理もなく、なぜならオリーブの丘は基本的に関東近郊にしか存在しないのである。
そして、その店舗一覧サンプルが下記の通りである。

オリーブの丘店舗一覧(首都圏)

これを見てお分かりのように無茶苦茶郊外にしか存在しないのである。
山手線どころか中央環状線沿いも怪しいのである。
これはおそらく価格帯維持のためのコスト削減を狙ったものもあると思うのだが、とにかく見かける機会が少ないので結果知名度が低く、またロードサイドであることからちょい飲みも実は難しいところにもどかしさを感じている。
とはいえ、まったく行き辛い場所にしかないというわけでもないので、例えばここを目的地にして出かけ、アルコールを楽しみ、知らない土地でルッキングウォーキングを楽しむのも手だと思うのでぜひ検討いただきたい。
きっと新たな発見や楽しみが見つかるかもしれない。

配膳ロボットがちょっと怖い

上記にも上げたが、配膳ロボットは大音量で”オー・ソレ・ミオ”を流しながらやってくるのだが、顔に当たるモニターには目玉が一個だけキョロキョロしている。
個人的にはこれがちょっと怖い(あんまりしゃべらないし)。
筆者はモノアイ系MSは大好きだが、せっかくファミリーも訪れるレストランなんだから、もうちょっと愛嬌があっても良いと思う。
例えばおひげを生やしたりコック帽を被らせるなどどうだろう?きっとお客さんの関心を惹くこと間違いなしだと勝手に思っている。

さいごに

もうみんなはオリーブの丘のことが気になって仕方ないと思うので、是非今週末にでも近隣店舗を探して訪れていただければ幸いである。
頼みましたよ。


お恵みを~~~!!!