我が家の離乳食の準備~各素材の準備から片付けまで(2021/04/10更新)

こんにちは、のーとです。だいぶ寒くなってきましたが、読んで下さってる皆さまは体調はいかがでしょうか。

さて、今回は書きたい書きたいと思っていた離乳食の記事です。とは言っても特殊な方法や目新しいアイデアが載っている訳ではなく、「生活の中でいかに心折れる事なく」「少量でも栄養のある食事を子どもに摂らせるか」を考えてやってきた工夫のリストのようなものです。かなーり長いです。

この記事を読んで下さっている方はここに書かれた方法だけに縛られず、本を読んだり他にも参考にできる情報を色々と集めてほしいと思います。きっと私がしている工夫以上に楽に準備ができると思います。参考にした書籍は最後に紹介してるので、ぜひ役立てて下さい。


調理に使っているもの

離乳食のためにフルで大活躍しているのはスティックタイプのブレンダーとチョッパーのセットです。写真をタップすると公式サイトに飛びます。以前はおろし金や裏ごし器なども使っていましたが、今はこの機械オンリーです。もっとハイスペックな製品もありますが、あまり使えなかった場合に心折れるのが嫌だったため「買いやすい価格」兼「そこそこ洗いやすい」ものにしました。世の中には「食洗機対応」とか「おろす」「泡立てる」といった機能も備えている製品があるので、使いたい機能に合わせて選んで下さい。

右のコップは「なめらかに潰す」ブレンダーに対応し、左の刃つきカップはチョッパーとして「細かなみじん切り~粗みじん切り」するのに適しています。

とはいえ、チョッパーでも結構ペーストっぽくできます。下の写真はどちらもチョッパーで材料を細かくした子ども用カレーです。材料の違いや刃をまわす時間の長さで食材の細かさを変えられます。最初はブレンダーをよく使いましたが、今はなめらかにしたい場合でも大抵チョッパーを使っています。

その他は電子レンジ、フライパン、鍋、ガラス製のボウル、茶こしくらいです。ガラス製のボウルは金属製と違いレンチン可能です。オーブンや食洗機もOKな製品にすると調理の幅も広がり後片付けも楽なので買い足しました。ただ少量をレンジで加熱するだけならどんぶりでもいけるので、必要かな?と思った段階で買えば十分事足りると思います。


保存に使っている容器

リッチェルのわけわけフリージングブロックトレーを、15mlと25mlそれぞれ4トレー分買いました。蓋がついていて、少し曲がる素材なので冷凍した後取り出しやすいです。今は主に25mlのものが活躍しています。あとは100均のジップロックみたいな保存袋です。冷凍した離乳食の劣化を防ぐため、凍った後は保存袋に移しています。

ブレンダー、ガラスボウル、トレーを買うと全部で5000~6000円になります。ブレンダーだけだと4000円くらい。


実際の調理~おかゆ編~

どんぶりに炊いた米をよそい、水を足して500W3分程度ラップしてレンチンししばらく放置。スティックブレンダー付属の容器に移して、成長の程度に合わせてブレンダーで潰すかチョッパーでみじん切りにする。

薄いおかゆだと量のわりにお腹いっぱいになる上、与える時にこぼれやすいので、水の量を調整してスプーンでよそえるくらいのかなりもったりした食感にしています。離乳食初期はよく作りましたが、今は食パンやGerber社のライスシリアルといった市販品をよく使うので「最近おかゆあげてないなー」と思った時に調理しています。ライスシリアルは粘度の調整にも使えて栄養強化されているので愛用しています。


実際の調理~葉物野菜・果菜・根菜編~

葉っぱの野菜(ほうれん草や小松菜)、水分の多い野菜(にんじんや大根などの根菜、かぼちゃなどの果菜)、火を通すとホクホクする野菜(じゃがいもやサツマイモなど)ごとに、ちょっとコツがあります。すべて加熱後に潰します。私は皮をむいて適当な大きさに切った後、ボウルに入れてラップしてレンジで火を通し、機械で潰すかみじん切りにしています。

葉っぱの野菜…ブレンダーにかけるとかなり飛び散る。口の開いた容器で潰す時はキッチンペーパーを一枚かけておくのをお勧めする。刃の根元に繊維がからまりやすいので調理後は注意して刃を洗う。この作業がだるくなってきたので、乾燥粉末のほうれん草を最近はよく使っています。

水分の多い野菜…繊維もそこまで多くなく、潰しやすい上に飛び散りにくい。固さもそこまでなので、最近はモグモグのステップアップのためににんじんをちょっと粗目にチョッパーで潰しています。

ホクホクする野菜…サツマイモなどは繊維が多いので、潰しにくい場合は他の野菜やちょびっとの水分を加えて攪拌する。


実際の調理~トマト・豆類編~

缶詰を主に利用しています。トマトはホールトマト缶のジュースや種をよけた実の部分を主に利用しています。単体ではなく、トマト缶と野菜でラタトゥイユを作って味付け前に取り分けて潰す事が多いです。豆類はキョクヨーという会社から食塩無添加の缶詰が販売されていて、ひよこ豆、レッドキドニー、大豆をこれまで購入しました。豆の皮はむかずに丸ごとチョッパーで丁寧に潰しています。トマトも豆も自力で下処理するのは面倒なので私は缶詰に頼りまくりです。参考までにひよこ豆のAmazonリンクを貼っておきますが、一缶100円程度でスーパーで買えました。

実のところ、トマトはあらかじめくし型に切って大人がいつでも食べられるよう冷蔵し、子どもに与える時は皮を手で引っ張ってむいて、種はスプーンでよけるという技もあります。お残しされてもくし型トマト一つを諦めるだけなので、「もうトマトの調理は辛くて嫌!」となりにくいかと思います。まだ試せていませんが、リンゴなどもあらかじめ大人が食べるサイズに切っておいて、離乳食の準備のついでに小さく切ってレンチンしようかなと考えています。


実際の調理~魚編~

火を通してブレンダーかチョッパーにかけて終了ですが、ちょっとだけ補足。

シラス干しは塩分が多いので、お湯に浸して5分くらい放置した後茶こしで身を回収し、丸ごと潰しています。

カツオなど切り身の魚は加熱後潰して冷凍していますが、レンジで再加熱するとボフっとはねます。ラップをしっかりかけるのを強く勧めます。ツナ缶も同様です。ツナは食塩不使用の水煮缶を使っています。

シラス以外の魚は他の食材に比べるとどうしてもモソモソしやすいので、単体で与える時は出汁などと一緒に潰し、モグモグの練習を目的にしています。


実際の調理~肉編~

魚と一緒で加熱後に潰します。油と一緒に炒めてからペーストにすると、冷凍後レンジで再加熱してもパサパサしにくいです。私は最近は主に挽肉を使って調理します。薄切りや塊の肉よりペーストにしやすいです。よく鶏ささみを使ったレシピも離乳食の本では紹介されているので、手抜きのコツをこちらで紹介します。

鶏ささみはスジをキッチンペーパーでつかみ、フォークでスジをはさみながら引っ張ると多少力が要りますが取れます。包丁とまな板要らずで、身をボウルに入れてラップしてレンチンして加熱も終わり。加熱後のささみはチョッパーでもかなりなめらかにできます。私は再加熱後の食感の事を考えて野菜と一緒に潰しています。

鶏レバーはペーストにしやすく栄養豊富な食材ですが、下処理が面倒なので粉末を購入しました。栄養豊富を通り越して過多にならないよう、1日1g程度にするようにといった注意がAmazonに書いてありました。


その他の食材

納豆…ビニール袋に入れて麺棒で潰し、袋の端を切って絞り出す方法が一番楽でした。付属の調味料は塩分が多いので使っていません。お湯をかけて包丁で刻むのは滑って危なかったため断念しました。ひきわりより粒の方が意外と潰しやすかったです。他の食材と一緒にブレンダーで潰すとペーストっぽくなります。

卵…ゆでたまごの黄身はほぐして冷凍できます。白身と黄身をよく混ぜて火を通すと白身も冷凍可能になります。私はなんとかペーストにできないか考えて、納豆と卵をよく混ぜて焼き、ブレンダーでペーストにして与えたりしました。卵はアレルギー反応が怖いので、初めて与える場合は一般的な固ゆで卵を使った方法を試し、全卵が十分食べられるようによく慣らして下さい。固ゆで卵を使った方法は書籍や各種サイトで紹介されています。


準備から片付けまで

最近私は肉と野菜を調理したものを一緒にチョッパーで潰して、カレーの王子様を混ぜたものをよく作ります。水分はあまり加えず、栄養が詰まった濃いペーストになるように注意しています。初めての食材を準備する時は、他の食材の調理が全て終わった後、一番最後に潰すようにしています。そうすると洗い物の手間が減るからです。

潰したらスプーンでトレーに取り分けて冷凍します。熱々に温めなおした後はライスシリアルやちぎった食パンを混ぜ、少量の湯ざましで固さを調整しています。メインはこのカレーライス?で、他にかぼちゃのペーストやらヨーグルトやらおやきやら、その時食べてくれそうだったり準備しやすいものを与えています。一口しか食べてくれなかった場合でも、メインのカレーなら一応肉も野菜も食べられるので…なるべく子どもが食べてくれて、栄養が摂れて、親の心が折れる事なく継続して準備できる方法を試行錯誤しながら選択しています。

モグモグの練習には、キューピーの瓶フードも使っています。通院先で食べさせる場合は、タッパーにライスシリアルと野菜などの粉末を入れたものを用意しています。一回の食事の栄養が多少足りなくても、次の食事でカバーしたり、一週間くらいのスパンで見た時に炭水化物も肉も野菜もまんべんなく食べているかで考えています。

調理した後はたいていレンチンに使ったガラスボウル、ブレンダーやチョッパーのパーツ類(二つか三つ)、混ぜたり焼くのに使った鍋かフライパン、スプーン何本かが残ります。それらを手や食洗機で洗って終了。大抵一週間分くらいを週末に作っています。

終わりに&参考資料

今回の記事はめちゃくちゃ長い!最後まで読んで下さってありがとうございます。これだけ書いておきながら、もっと良い食事を作ってる人はたくさんいるだろうなとちょっと落ち込んでいます。まあ、通院の傍らトライ&エラーを繰り返したり煩雑な調理をするのはとても辛かったので、立派な食事じゃないかもしれないけど今日までよく諦めずに子どものために離乳食を準備し続けたと、自分をちょっと褒めてあげようと思います。これを読んでいる方は私以上に自分の事を褒めてあげてほしいです。そしてもし医師の方や専門家の方がこの記事を読んで間違いを見つけたら、指摘していただけるとありがたいです。

次回は、リハビリ先や栄養士さんから教わった離乳食を摂る時の姿勢とスプーン選びについて書く予定です。

参考資料

過去記事で紹介した書籍に加えて、最近はこちらをよく参考にしています。一回の食事で与える野菜の量を実物大写真で紹介したり、各素材ごとのフリージング方法が載っています。こまかく刻むといった手作業をブレンダーに置き換えたり、実際の調理はやりやすい方法にしながら試しています。


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