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この人しかいない。

今日4月13日は、上沼恵美子さんの誕生日です。

“怖いイメージ”

上沼さんは“関西の重鎮”でこの人を間違って怒らせることがあれば、その人物はもうこの世では生きていくことはできないんじゃないか…というのは大袈裟かもしれませんが、そのくらい関東の人間からすると非常に影響力のある大物という印象があります。
実際にそういう目に遭ってる人がいるのか?といえば、全然思い当たらない・・・いや一人ぐらいは・・・というほどいないんですが、“怖い”というイメージばかり付き纏います。
それは、彼女がこれまでに物事に向かってハッキリと言葉にしていることが伺えるからだと思います。
その真っ直ぐさ、が多くを言えない大衆の心を掴み、その他の一定層がその反応として反発すると言った現象があるのではないでしょうか。
あえて、怖いイメージを持たせている。だったらどうでしょう?

そして、それが「緊張と緩和」でいうならその後の“愛らしさ”の部分で一気に彼女に心を許すのではないでしょうか。

“パンク精神”

とにかく、彼女の「折れない心」がわたしは好きです。
それはもしかすると、若くして男社会の漫才の世界で生き抜いてきた強さなのかもしれません。
そのパンク精神とさえ思ってしまう“強さ”が女性ならず弱い立場の人間に、高揚感を与えていると思われます。
上沼さんが起こす変化は、これまでの女性の立場を大きく覆すと思います。
偉そうに椅子にふんぞり返ったオヤジを、メッタメタにボロクソ言ってくれるハズだと期待してさえいます。
そうした、滅多に自分で言えないことを代弁してくれる唯一の人物だと思っている気がします。

“「隙」が生む効果”

そんな風に、何か偉そうなものに対して楯突くようなところばかりではないんです。
彼女の愛されるところは、わざとではないと思いますが、ある程度の「隙(スキ)」を作っているところではないかと感じました。
M1の審査員をしているところでの愛情を振りまく隙、自分を卑下することを言う時の隙、頭おかしいことをあえて言う隙。
その全てをコントロールしているところが、上沼さんの凄さだと感じてしまいました。
隙を作ることで、彼女のフトコロのぶ厚さを大きく感じることができるからです。

このバランス感覚は到底マネできません。
とんでもない天才なんだなぁと改めて思ってしまいました。

後々あんな風に、強さと優しさとバカバカしさを上手に織り込んでお届けしてくれる人は現れるのでしょうか。
女性の芸人さんの間違いなく頂点でございます。

お誕生日おめでとうございます。

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