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曽爾村暮らしの草刈り事情

玄関前の花壇にきれいな水仙が咲いていました。

村内の至る所でみかけるラッパ水仙

土の中でエネルギーを蓄える時期も終わり、草木がぐんぐん成長する季節です。実はこの花壇、引っ越して間もない去年の夏、水仙が植わっていることもつゆ知らず、鎌でぜーんぶきれいに刈り取りました。それでも負けずに咲き誇ってくれる、植物の生き抜く力には感嘆です。そう、雑草も…。

荒れ放題の花壇も..
すっきり爽快

自分の敷地は自分で管理、田舎暮らしの鉄則です。

ひとつひとつの家が大きく、敷地も広いのが曽爾の住まいの特徴で、実際私が住んでいるのも、2階建て、作業場付きの(もともと大工さんのお住まいでした)、8LDKほどの立派すぎるお家。おかげさまで収納ばっちり、何人泊まりに来ても寝る部屋には困りません。
しかし同時に、広すぎる敷地の管理が大変なのも事実です。草刈り機の使い方も分からず、3か月ほど放置していた草原状態の庭を、遊びに来ていた友人総出で一気に刈り取ったのは去年の9月。それから半年以上が過ぎ、またこの時期がやってきたか、と面倒に思う気持ちもあるのは正直なところ。 

草原を突き進む頼もしい友

また、村では「出合い」と呼ばれる村内一斉の草刈り日が年に2回ほどあります。世帯からひとりずつ出席し、河川や道路の草刈りや清掃をする日です。(その他、地域ごとに保有する神社やお墓の清掃活動も行われます)
自分たちの村は自分たちの手で守っていく。村を想う気持ちがあってこそ続いてきた取組みかもしれません。しかし、人口は少しずつ減っていきますが、管理を続ける面積が減るわけではありません。高齢化も進み、一人ひとりへの負担が大きくなってきた今、未来に向けた持続可能な方法を、あらためて考えてみることも必要なのかな、と感じます。

何はともあれ、自分の家はお借りしている大切なお家、荒れ放題の草原にしておくわけにはいかないので、ちょこちょこ玄関前の草を抜いたりしつつ、地道にやっていこうと思います。
夜な夜な鹿の集い場となっている、家の裏手のとっても広めのスペースも、本格的に暑くなる前に草刈りしないとな。ここの土を耕して、家庭菜園したいなあ、というのは獣害対策をきっちりした後の夢です。

家主は偉そうにあたたかく見守ります
(伸びすぎて機械に絡まる草を取るのに、きれいにコーティングした爪が役に立ったらしい)

余談ですが、今までの生活には全く必要なかったけれど、ここにきて新たに必須となったアイテムは、車と草刈り機と(ムカデと闘うための)トング。間違いなく曽爾村で暮らす上での三種の神器。曽爾村暮らしを始める際には、用意しておいてくださいね。(個人の見解です)

inoko


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