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冬の失敗から学ぶ心得

曽爾村の冬は、数回しか雪が積もりませんが、刺すような冷たい空気が流れてくるので、それはそれは寒い日が続きます。3月に入り、春の気配も感じますが、まだしばらくはストーブが必須です。大阪育ちの僕は、冬を迎える対策などしたことはなかったのですが、曽爾村に来てからは、スタッドレスタイヤに切り替えたり様々な対策をして冬に備えます。

冬の失敗のエピソードをふたつ紹介します。

曽爾村に来て1年目の冬。特に積雪もなく、目立った路面凍結もなく、夜間に運転していたときのこと。大きなカーブを曲がろうとしたとき、そのままスリップ。おそらく日中から太陽が当たらず、道が凍ったままになっていたのでしょう。買ったばかりの車は廃車になりました。


《学び》
・スタッドレスを履いているから安心ではないということ。
・四駆は必須。
・特にカーブはブレーキを踏まずにエンジンブレーキを活用して減速。
(傾斜のきつい下り坂は、“D”だけではなく“2”のギアも使う)
・橋の上を走るときも要注意。
・エアバックは火薬のにおいがする。出てしまったら終わり、修理代がすごい。


曽爾村に来て2年目の冬。トマトの農繁期が終わり、1週間ほどお休みをいただいて、東京まで自転車旅に出たときのこと。旅は順調で雨も降らず、ずっといい天気が続いて、思い出に残る最高の旅でした。その余韻そのままに自宅の玄関を開けると、ただならぬ噴水の音。シャワーの蛇口が見たこともない外れ方をして、水が噴き出し続けていました。その月の水道料金は2万円超え。何も知らずに伊勢周辺を走っていたときには、すでに噴き出していたんだろうなというメーターの回り方でした。


《学び》
・長期間の留守のときは、水道の元栓は閉めて、蛇口は開けたままにし、中の水を抜く。
・漏水による水道料金の減免申請ができる。
・良いことと悪いことでだいたいプラマイゼロになる。

今となっては、ふつうのことになって、何をいまさらと思うことだが、何事も経験してみないとわからない。失敗から学ぶ。経験して対策をする。人生はそんな繰り返しですね。

ここだけ見ると、曽爾村の冬っていいことないんじゃないの?と思うかもしれませんが、雪化粧をした曽爾村の風景は息をのむほど美しく、澄み切った満天の星空には言葉を失いますよ。

本格的な春を迎えるまで、足元に気を付けて、みなさん安全運転でいきましょう。


中野

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