見出し画像

怒りを手放して穏やかに過ごすコツ

こんにちは、心理カウンセラーのまつうらです。


この記事はこんな人におすすめ


・思い通りにいかずイライラしやすい人
・毎日怒って疲れてしまう人
・こだわりが強く人とよく衝突する人
・日々を穏やかに過ごしたいと願う人


怒りの感情は疲れませんか?できることなら怒らずに穏やかな日々を過ごしたいと思いませんか?怒りという感情は元々戦いのモードです。突発的に湧き上がるエネルギーを使って獲物を狩る時や戦いで勝つために使われたモードです。


平和な世の中であれば使う必要はありません。言葉で話し合えばいいからです。武力に頼らなくても良い時代になったのです。ですが、いまだに怒りを手放せている人は多くありません。この謎を解明し、日々を穏やかに過ごせるようにしましょう。


怒りの正体



この記事でも語っていますが怒りとは「期待の表れ」です。あなたが期待していること、こうなるべきだと思っていることが裏切られた時に怒りが発生します。


子供は勉強するべきと思っている人の前にずっと遊んでいる子供がいると「勉強しなさい!」と怒りのスイッチが入ります。


時間を守るべきと思っている人の前に30分遅刻してヘラヘラしている人がいると「ふざけるな!」と髪の毛が逆立ちます。


このように怒りは「期待の表れ」なのです。



怒りの手放し方



怒りの正体が「期待」であることがわかれば、対処法は簡単です。期待しないことです。全てをそのまま受け入れてください。


勉強しない子供がいても「この子は勉強しなければいけない」と思わず「遊んでいるなー」と客観的に眺めてください。それでOKです。

物事には陰と陽の側面があります。良いところも悪いところもあるのです。勉強しなければいけないという考えの人は「勉強=良いこと」という方程式が凝り固まっているのかもしれません。

もちろん勉強することはいいことです。しかし、人から言われてやらされる勉強はモチベーションを下げるし、記憶に残らないし良い部分は少ないです。「勉強しなさい」というあなたのことを嫌いになるかもしれません。


中には黙って勉強する子もいます。しかし、そのような子は自主性に乏しく自分がなぜ勉強するのかをわかっていません。自己表現が苦手で自分のやりたいことを見出すのが困難です。「自由研究」など縛りのない課題を与えられた時に最も苦労します。

一方で、ゲームなど好きなことばかりする子はいつも笑顔でエネルギーに溢れています。自分のやりたいこと、楽しいことを積極的に見つけていって学んでいます。

学校の宿題だけが勉強ではありません。やりたいことを見つける子供は人と積極的に関わり成長していきます。


このように勉強する子は「自分の意見がない」という面を持っており、勉強しない子は「自分のやりたいことを見つけて積極的に動く」という面を持っています。


どちらも良くて、どちらも悪いです。



あなたの価値観を押し付ける必要はないのです。ちょっと導いてあげてあとは彼らに委ねましょう。どうなっても良いし悪いのです。


これはあなた自身にも言えることです。あなたの中に「〇〇しなければいけない」「〇〇ねばならない」という思い込みが入り込んでいませんか?


このような強制観念はあなたを苦しめる原因にもなりえます。どちらにしたって良い面、悪い面を併せ持つのですから自分のやりたい方向に従いましょう。


怒りの正体は「期待の表れ」でしたね?期待とは「〇〇しなければいけない」「〇〇ねばならない」ということです。


電車は時刻に遅れてはいけない
子供は勉強しないといけない
私は真面目でないといけない
毎日早起きせねばならない
人から立派にみられないといけない
一人でなんでもできねばならない


世の中にはたくさんの思い込みが存在します。どれを選ぶかはあなた次第です。自分が楽しくなる価値観を選びましょう。自分と違う価値観を認めましょう。どちらも良いし、どちらも悪いです。


片方だけの価値観を押し通そうとした時、怒りが発生し戦いのモードに移ります。自分の価値観を相手に認めさせないと気が済まないようになるのです。これを読んだあなたは自分から戦いを仕掛けないですみます。


相手の価値観を認めることができるからです。自分が怒りそうになったら価値観を確認しましょう。



例えば、飲食店でご飯を食べたあと外に出る時
あなたは、店員さんを無愛想に感じました。

自分は「店員さんにありがとうといってもらって当然」と考えていた。しかし、店員さんは「料理さえ提供できれば問題ない」と考えているのかもしれない。「忙しい時は必要最小限のコミュニケーションにするべき」と考えているのかもしれない。

どちらでもいいんです。自分の価値観を確認し、相手の価値観も認めてあげましょう。



相手から喧嘩を仕掛ける時もありますね。その時も相手の価値観を確認してみましょう。

上司から仕事のミスで怒られたとしましょう。


「何度言ったらわかるんだ」この上司の発言から価値観は「一度言ったことは一回で理解するべき」「仕事に失敗は許されない」といったものを感じます。それを理解できたら上司に確認してみてください。


「一度で理解するべきだということでしょうか?」
「私は失敗してはいけないということでしょうか?」


質問してみることで相手の本音を理解できます。もしかしたら大事な案件で綿密な相談が必要とされていたのかもしれません。聞かなければわからないことを自分の中で勝手に解決すると齟齬が生まれてしまいます。

また相手の価値観が確認できたら、自分の価値観もわかってもらえるよう伝えられそうなら挑戦してみましょう。



「失敗がよくないことはわかりました。もし失敗したらどうすれば良いですか?」
「〇〇さんが失敗した時はどのような対応をとられたのですか?」



このように質問の程で自分の価値観(この場合は「失敗して当然」という価値観)を伝えると相互理解が深まります。

怒りで争うことなく、お互いを認め合える世の中にしていきましょう。


ここまで読んでいただきありがとうございました。




ワーク

あなたが現在持っている価値観で良いと思うことはなんですか?
その価値観の悪いところを探しましょう。

あなたが現在持っている価値観で悪いと思うことはなんですか?
その価値観の良いところを探しましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?