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【亀のオークションに行きました】

陳村という香港からフェリーで二時間、さらに車で二時間ほどの村があるのですが、地元の人に言わせるとここは中国一の園芸樹木の産地らしい特に蘭の栽培で知ってる人は知ってる場所です。

しかし今回の目的は亀。隔週末に開催される亀オークションの下見にきました。僕自身の目的は別にあるけれど、様々な物が投資の対象となる中国では亀も熱いらしい。

斑点池亀、欧州泽亀、黄緑亀etc... 色々いるけれど、中国で一番人気があるのは金銭亀。近くの亀の養殖場も見学に行ったけど、儲かる割には飼育員は貧乏そうだし、夜中に幾らでも盗めそうなセキュリティだし、なんだかなあ。。。

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金銭亀(写真の亀)を例にとり簡単に説明すると、10年以上育成された奴らが投資の対象になるそうで、一匹で売られることはなく、一組(雄一匹 & 雌三匹)で競にかけられて大体120万元(2000万円)/組。

次の年から雌三匹が卵をパコパコ産んで、子亀は一匹2万元(約30万円)で売れるらしい。まともに考えれば誰が買うんだ?って話なんですが、特に広東省は工員上がりが勢いと運で成功してるケースも多いので、マルチ紛いの話にコロッとひっかかる。

ちなみに何故僕がここに下見に行くかと言うと、地元の大手ディベロッパーの社長が友達とたまに競りを冷やかしに来てるとの情報をキャッチしたからです。

中国の片田舎で亀の競りに出てる日本人というのはレアなので、出会いのきっかけとしては悪くない。そういう方法で偶然を装ってターゲットと接点を作るのは僕の十八番です。

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こういった中国での体験のあれこれをもとに、フィクションとノンフィクションが混じったKindle本も出しています。さらにディープな中国に興味のある方は是非!!!


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