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あなたは、“あなた”を選んで生まれてきた。

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子どもは親を選んで生まれてきた説を信じる人。
そして、子どもは親を選べない説を信じる人。

わたしは、どちらの立場でもないけれど、一つだけ信じていることがある。それは、子どもは親の邪気を100%背負わされるということである。

親が子どもに苦労させたくないと思うこと。その思考自体が、子どもの負担になることに意外と親は気付かない。

以前、知り合いのバレエ講師から興味深いことを聞いた。それは、親に厳しく育てられた子どもは、例外なく体が硬いらしい。

心の緊張が体を硬くし、その硬さによって気の流れが滞り、体に不調が表れるというのは気功の世界では常識なのだが、それはすでに子どもの頃から始まっているケースがほとんどである。

中学二年の終わり頃、みんなが揃って勉強に精を出し始めたことに、ものすごい違和感をわたしは覚えた。当時、わたしが育った神奈川県では中2の終わりに「ア・テスト」という県内一斉試験があり、それによって進学先が50%くらい決められてしまっていた。

その1週間前にわたしはプロレスを観に行こうとして、友人たちから激しく非難されたのである。冷静に考えてみれば、みんな親の影響で勉強に励んでいたんだなと思う。

わたしは勉強よりもプロレスを優先して正解だったと、いま胸を張って断言できる。なぜなら、いまは亡き名レスラーたちを間近で見れた感動と余韻を語るとき、わたしのこころはピュアな10代に戻れるからだ。

空腹は最上のソースという諺がある。余韻は最上のクスリだとわたしは思う。どんなに社会の垢が付こうと、どんなに醜い大人の邪気を被ろうと、余韻はすべてを洗い流してくれる。

自分のこころは100%自分で作るもの。この原則を忘れたとき、人は自分のこころを安売りしてしまう。そして、買うのは決まってこころの貧しい大人たち。

あなたは持ってる?
ピュアな自分を取り戻せる余韻を。

あなただけの自分ワールド。
少し疲れてしまったとき、たまにはそこに戻るといいかもね。

Live your life !

※写真は東京都町田市で撮影したもの。

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