#7 主治医先生に話した

今日はお母さんの外来日。
前回のCARTから2週間、お母さんの腹水はまた溜まり始めて、ずっと調子が悪いようで、場合によっては今日また入院かもねと話していた。
診察すると、腹水が熱をもってる=感染してるみたいで、CARTで戻すのは良くないから抜くだけ抜いて今回はアルブミン製剤投与したみたい。
あーもうホントに典型的な肝不全末期患者やん。と悲しくなったが、3Lほど腹水抜いたらだいぶ楽になったみたいで穿刺後は食欲も少しマシになったと聞くと、ちょっとでも楽になるならなんでも良いか。と思った。
次回の外来日まで調子持たなそうだから、抗生剤飲みながら来週月曜日にもまた来るようにと言われたそうな。

ここからが本題。
本人も、家族も、可能であれば肝移植を希望している。脳死を待つのは時間がないので、生体肝移植を希望していること、ドナー候補として父、長女、次女を考えていること伝えてもらった。
先生の反応は、思いの外前向きだったようで、もちろんリスクの高い手術(周術期死亡率10%)だから積極的に勧めてくるわけではないけど「そうですよね、それしかないですよね」「良くお調べになってるようなので」と言ってくれたと。
反対されるかもとか、「こんな老人に生体肝移植なんで無駄ですよ」「そんな簡単なものじゃないんですよ」ってバカにされるかもって怖かったので、それを聞いてほっとした。
お母さんは毎日苦しくて、お父さんはいい歳して泣いちゃうほど必死で、子供達も自分の家族に負担かけても助けたいって真剣に悩んでる所に、水をさされて家族みんなが落ち込むことを、私は1番心配していたのかも。

お母さんの年齢のことがある(多くの施設では基本65歳以下、66-69歳は状況により適応とされているが、お母さんは来月70歳になる)ので、とにかく早く動きたい旨を伝えると、早速名大病院に紹介状を書いてくれて、一緒に診察予約の依頼も出してくれるとのこと。紹介状は月曜の診察でくれるらしい。ドナーが私になったら東大のほうが都合が良さそうだけど、他施設での手術を検討する場合もまずは名大でドナー候補が検査して、ドナーを決めてから必要に応じて転院紹介と言う形が良いでしょうと。
因みにお父さんが「私が第一候補なのですが」と言ったら、「いやぁちょっと厳しそうですね」と即答されたらしいwwwそらそうよwww胴回り1周り1メートル越えのアル中肝臓、逆に脂肪肝じゃなかったら世の中不公平だわwww

取り敢えず、月曜日。
どんどん進めよう。
ちょっと、肝移植ハイ気味かも…落ち着こう。

お母さんが良くなりますように。


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