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リファレンスチェックを初体験した話

4月から新しい会社に勤めているのだが、転職活動中、別の会社で『リファレンスチェック』なるものと遭遇した。

ちなみに、リファレンスチェックとは、

中途採用を行う過程で、企業が採用予定者や内定候補者の前職での勤務状況や人物などについて関係者に問い合わせる手法

のことを指すらしい。
要は、面接や書類だけではわからない求職者のことを、求職者と一緒に働いている(働いていた)人間に問い合わせる…というものである。今はそういうサービスが存在しているらしい。

軽く「リファレンスチェックお願いします~」と言われた際には、「(まじか?!)」と思ったほどである。だって、現職に転職活動してますってのがバレるじゃないか…と。
先方は「アメリカではよくある手法なんですよ~」と言うが、いやいやここアメリカじゃねえし、転職活動してるぜってのがバレるのはまずいのわかるだろ????と思っていた。

リファレンスチェックを依頼する先はある程度は求職者で選ぶことができる。この組み合わせでお願いしますと言われるが、私の場合は「上司」「同僚」「同僚」だった。このポジションの人であれば、現職だろうが前職だろうが誰でもいい。
当時の私に前職はない、当然当時の現職しか経験した会社の人間に頼むしかない。今まで一緒に働いた中で指定されたポジションの信頼できる人に頼むのが一番だ。私の場合は、上司はすでに退職された人、同僚2人は特に口が固そうな2人でお願いをした。

質問内容は、一緒に働いていた期間当人はどうだったか?ストレス耐性はあるか?苦手なことはなにか?といったことが聞かれるそうだ。
当人が結果を見ることはできないので、思いっきり書いてくれと3名には依頼した。

ただ如何せん納期がタイトだ。そして、質問内容も相当ボリューミーそうだ。余裕をもってお願いしたほうがいい。
これは私の反省点だ。

しかし、状況により誰にも頼めないというパターンもあると思う。例えば、パワハラなどで信頼できる人が誰もいない…とか。
その場合は、先方に相談するしかないが、一つ先方の評価項目がなくなることになるので、できればリファレンスチェックは断らずに受けたほうが良いような気がする。受けることで、身の潔白が証明できる感が多少ある。

確かに、面接では働きぶりをいくらでも盛れるし、脚色することができる。リファレンスチェックをすることで、それらの嘘を暴くことができる。
なぜ、今まで取り入れなかったんだろうとすら思うが、恐らく採用のスピード感が落ちる…などのデメリットがあるんだろう、と思う。リファレンスチェックめんどくせって辞退する求職者もいるだろうし。

どこで自分を見られているか、評価されるかわからないな…と思った反面、周囲の人たちとうまくやっていくに越したことはないなと思った。


May the wind be ever at your back

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