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人が生きる目的とは【第4章】

ずっと考えてきたこと、それは人はなぜ生きるのか、ということ。何か目的があって生きているのか。もしその理由がないとすれば、生きている必要はないのではないか。
考え始めると、この無限ループに陥ることになる。

どこかに必ずゴールがある。それを達成するために、生物は進化してきたんだと思ってきた。しかし、本や人の話、様々な媒体から情報を得て、自分の頭で考えた結果、どうやらそうではなさそうだ、ということが、まだ腑には落ちていないが、肌感覚でわかってきたから、まずこの段階で書き記しておこうと思う。

1.何かを達成するために生まれてきたのか?【GOAL】

まず、思いつくところである。生まれてきたときに何かゴールが与えられて、そこにたどり着くために頑張る。
しかしこのゴールがわからない。何かを発明することなのか。クローンを作って神様の真似事をすることなのか。何かを達成するために進化してきたとも考えられるが、そもそも進化はなぜするのか?それは今よりも良い状態に持ち上げるために行うのだと思う。もっと速く走りたいから自動車を発明した。空を飛びたいから飛行機を作った。生物は自分の自由度を高めるため進化してきたとも言える。しかしでは、一体なぜ自由度を高めたいと思ったのか。それはもっと生存確率をあげるためだと言えるのではないか。
世の中どんどん便利になっていければ、自然とその生物が快適に生き残れる可能性が上がる。要は進化の行き着くところは、自分の生存確率の向上のためと、仮定する。
なぜ生物が進化してきたのか?それは自らの生存確率を上げるため。しかし生き残ったところで、何が待っているのか。それは謎である。結局は生き残ったとしても、そのあとに何をしたいかはわかっていないのである。

何を目的に生まれてきたのか?結局は謎のままである。


2.そもそも始まりは何だったのか?【START】

GOALが判明しないのであれば、STARTはなんだったのか。STARTとは生物の起源、はたまた宇宙の起源である。学校で習うことと言えば、無からビッグバン(超爆発)が起き、宇宙ができ、太陽ができ、地球ができ、生物が生まれといった形だ。
しかし肝心のビッグバンが起こる前、“無”とは一体なんなのか。私はまだこの部分が知れておらず、勉強中だ。自分が納得できる形でここは知り得たい。
ただ、ビッグバンから生命の誕生までは、一応理解しているつもりだ。ビッグバン前がどうなっていたのか分からないが、そこからの歴史はわかる。その中で生物はなぜ生きてきたか、それを考えたい。

生命はなぜ誕生したのか

3.生物はなぜ生きているのか?

この問いへの回答は、シンプルだが一つしかないと思う。逆説的に聞こえるかもしれないが、“理由はない”だ。
・・・残念な気持ちになっただろうか?本当は神様がいて、人類に大きな宿題を課しているという方がロマンがある気がするが、実際はそうではないと思う。たまたまビッグバンが起きて、宇宙ができて地球ができてしまったのだ。その地球という星で生命が誕生し進化を続け、今に至るのだ。

ではなぜ生命は生き残りたいという強烈な生存本能を持っているのか
例えば道を歩いていて、右と左に道が分かれていたとする。右に行った人は左に行けないし、左に行った人は右には行けない。その選択は、二者択一なのだ

それと同じように、大昔に選ばされたのだ。生物として繁栄するかしないか、その選択を。繁栄するという選択を取ったから今がある。取っていなかったら当然だが今はない。今があるということは、生存するという選択肢を取ったからなのだ

今があるということは、生存するという選択を大昔に取ったということ。


4.まとめ

結局は生きる目的はない。太古の昔にたまたま生きるという選択肢を取った。だから今がある。逆説的だが、“理由はないが今はある”。そういうことなんだと思う。
そうすると、一部の人から、「じゃあ私は何を目的に生きればいいのか?」と声を上げる人がいると思う。それの答えとしては、「なんでもいい」である。何をしても自由だ。しかし、昔に生きるという選択肢を取った生物は、生きない=死ぬという選択肢を取ることを、本能的に避ける。“生きる”を妨げる行為を、本能的に避けるのだ。だから食事をしないとか寝ないとか、危険な場所に行くとかは出来るだけ避けた方が、本能的に楽しい人生を送れると思う

次の私の課題はビッグバン以前の“無”とはなんぞやを理解すること。そしてこれは新しい課題だが、生きることを本能的にインプットしている人間がなぜ自殺してしまうのか。これについても考えたい。おそらく人間だけだ、自殺してしまうのは。生命のセオリーから外れた行動をしている。その行動原理はどうなっているのか。それを解明して、そういった考え方になってしまう人を少しでも防ぎたい。

今日は以上です。

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