「3歳の娘」シリーズ

全部実話です。1と2は既出、後は初出しです。

1. 自分のものであることを

3歳の娘、自分のものであることを主張する時に、今までは「それはかなちゃん(仮名)の!」と名前で主張していたが、ここ数日は「それは鈴木(仮名)の!」となぜか名字で主張するようになった。妻の授乳クッションを奪って「それは鈴木の!」と言っている。妻も鈴木だから、正解だけど、間違ってる。

2. 時計の絵を見ながら

3歳の娘、時計の絵を見ながら数字の読みの練習。「イチ、ニ、サン・・・」と順調に正解するものの「10、11、12」が難しい様子。丁寧に教えていたところ「11」を見ながら「1がみっつだとなになの?」という娘。思わず「良い質問ですねぇ〜」と言ってしまった。

3. おもちゃ屋さんに行くと

3歳の娘、おもちゃ屋さんに行くとサンプル品でずっと遊んでしまう。「お昼ごはん食べる時間だからおもちゃはもう終わり!」と言っても「イヤだイヤだ!」と言うばかり。こういう時は秒数を区切って終わらせるのが我が家のテクニック。「パパが10まで数えたらお昼ごはん行こうね」と言う。いつもなら素直に聞くものの、この日は機嫌が悪かったのか「イヤだイヤだ!」の繰り返し。「じゃあ20まで数えたら行こうね」と言うと、「イヤだ!12がイイ!」と言う。希望通り12まで数えておもちゃ屋さんを後にした。娘は12より20の方が大きいことをまだよく分かっていない。平和な解決。

4. まだ生後2ヶ月の妹に

3歳の娘、まだ生後2ヶ月の妹に対し「自分がおねいちゃんだ」という自覚をとても持っている。妹が泣いていると「おねいちゃんいますよー」と言って頭をなでなでする。ある日、赤ちゃんが泣き出した時、僕も妻もしかかりの作業をしていたので「おねいちゃん、ちょっとだけ赤ちゃんのお世話して!」と言うと、テレビから目を離さずに「おねいちゃんはテレビみてますよー」と言った。姉よ、その報告では何も解決しない。

5. インフルエンザの予防接種

3歳の娘、インフルエンザの予防接種。
前日に、「コホコホしないようにするために、明日チックンしにいくよ」と説明した。コホコホは咳のことで、チックンは注射のこと。1年前の予防接種の記憶が蘇ったのか、「チックンいやだ!」と大騒ぎ。「いつのまにかコホコホがいい!」というよく分からない造語で抗議。知らない間に風邪引いたほうがマシだということだろうか。
予防接種当日、しれっと病院に連れて行く。「チックンしないかなあ?」と聞かれても「んーお医者さんに聞かないと分かんないなー」と、とぼけてしまった。結局、娘は注射で泣いてしまった。お詫びにサーティワンアイスクリームをごちそうして笑顔に戻った。
数日後、1か月後にまた注射する必要があることを伝えると「もうおねいちゃんだから、こんどはチックン泣かないよー」とのこと。とても成長が頼もしい。

6. テレビの子供番組

3歳の娘、テレビの子供番組の「これは何でしょう?」クイズを視聴。何も入っていない状態のホイップクリームの絞り袋を見て、「これ、クレヨンじゃない?」という回答。「どうかな〜?」と言いつつ、一緒に見続けることに。絞り袋に生クリームが入り、丸いスポンジケーキに絞り袋でホイップクリームを使ったデコレーションが始まった時、「やっぱりクレヨンだ!」と再回答。どこまでをクレヨンだと思っているのか逆に聞きたい。

7. 雨の日に

雨の日に、3歳の娘を保育園にお迎えに行ったときの話。おともだちが「あめだ、ゴロゴロー」と言っていた。雨は降っていたが、カミナリは鳴っていなかった。「雨だけとゴロゴロじゃないよー」と僕が言うと、娘は「台風じゃないからゴロゴロじゃないよねー!」と言う。いや、台風じゃないからゴロゴロしないわけではないのだよ。台風じゃないゴロゴロはたくさんあるのだよ。何も知らない子供にいろいろと教えるのは難しい。

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