ヒエラルキーから自由になる 【青二才の哲学エッセイ vol.11】
今回は私の就活のときのお話。
私の第一志望は出版社だった。本が好きだったというのもあるけども、大きな理由としては、給料が良さそう、私服で働けるっぽい、華やかそう、というなんとも薄っぺらいものだった。そんな安直な心持ちでうまくいくほど私の人生はイージーモードではない。就活イベントで知り合った出版社の人や、他の出版社志望の就活生たちの、自分とは比べ物にならない知識や本に対する愛の差に愕然とし、それにもめげずに出版社に入りたいという根性もなく、結局方向転換して色々あって今の会社に